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【元高校球児からのエール】増田珠さん(横浜高校OB)

2018.8.4

横浜高校のユニホームに憧れて、長崎から越境入学した増田珠選手。1年からメンバー入りし、渡辺元智前監督と、現在の平田徹監督の教えを受けて、2年連続甲子園出場。野球を楽しむことを誰よりも貫いた増田選手に、高校生たちへエールを送ってもらいました。



増田珠さん(横浜高校OB /福岡ソフトバンクホークス)外野手

(横浜高校:2016年春・2017年夏、甲子園出場)

「ここで、俺が暴れてやる!」
くらいの気持ちで全力を出し切って!


横浜高校に入学して、高校球児が目指す場所(甲子園)に2回も行けて最高でした。神奈川は地方大会を勝ち抜くのが本当に大変なんです。大会になるとお客さんの熱もすごいですし、横浜スタジアムはスタンドとの距離が近くて応援が「直」に来ます。でもあの雰囲気に慣れていたから、甲子園でも緊張せずプレーできたのだと思います。

高3の夏は甲子園初戦で秀岳館に敗れてしまいました。組み合わせが決まったとき「あ…これで夏は終わった…」って腹をくくっていたんですよ。だって川端君(健斗、立教大1年)、田浦君(文丸、ソフトバンク)と2人の左腕がいて、ピッチャーのレベルが違いすぎる。うちの塩原(陸、国際武道大1年)が踏ん張って、守って、投手戦にするしかないなと思っていました。「とにかく100%出せば勝てるかもしれない!」そう思って試合に臨んだものです。

これから本番を迎える高校生には、とにかく、今までやってきたことを信じて夏を戦って下さい! 1、2年生は、最後の夏に「根拠のない自信」がつくくらい猛練習をしてください。神奈川大会は長丁場なので、優勝を狙うために前半の飛ばし過ぎに注意しました。最後に絶好調に持っていけるよう調整してください。甲子園が決まった選手たちは楽しむしかないので「ここで、俺が暴れてやる!」くらいの気持ちで全力を出し切って下さいね。(取材・撮影/樫本ゆき)

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