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【元高校球児からのエール】大竹耕太郎さん(濟々黌OB)

2018.7.10

元高校球児が語る高校野球の思い出、そして現役球児たちへのエール。今日は福岡ソフトバンクホークスの大竹耕太郎さんからエールをいただきました。
濟々黌(熊本)18年ぶり甲子園出場の立役者となった大竹さん(当時高校2年生)は、2012年、第94回選手権3回戦では、藤浪―森のバッテリーを擁する大阪桐蔭と対戦。2-6で敗れるも、優勝校に中盤まで互角の戦いを見せました。早稲田大2年時にはリーグ優勝に貢献し、今季育成ドラフト4位でソフトバンクに入団。夏が来るたびに強豪校に立ち向かった甲子園を思い出しています。



大竹耕太郎さん(濟々黌OB /福岡ソフトバンクホークス)投手

(濟々黌高校:2012年春、2013年夏甲子園出場)


いま持っている力を100%出せるよう、
技術以外のところの準備を詰めていってください

公立で、進学校。私学で甲子園を目指すより、私学を「倒して」甲子園に行きたいと思い濟々黌に入学しました。軟式から硬式のボールに慣れなくて戸惑いもありましたが、しだいに慣れ、1年夏には試合に出してもらえるようになりました。キツイ練習はほとんどなく、自主性がチームカラー。高校野球で野球を「学んだ」実感はなく、自分で考えて取り組むことで「引出し」を作ってもらったように思います。練習もメニューは自分で考え、2時間のランニングと自重トレが中心でした。ウエートトレーニングは一切やっていません。

そんな自分が甲子園に行けたのは、本当にまぐれだったと思っています。仲間に恵まれました。勉強のできる、頭のいい選手ばかりだったので、失敗すると自分自身で学習し、失敗をどこかで取り返すことができました。キツイことはほとんどなく、部室では女の子の話で盛り上がったりして「リア充」多めな高校生活(笑)。高校時代が順風満帆すぎたせいで大学(早稲田大)に入ってから、かなり苦労したのですが…(苦笑)。それも今ではいい思い出です。

夏大前の高校生に言いたいのは、大会前に急に球が速くなったり、長打を打てるようになることはありません。なので、いま持っている力を100%出せるよう、技術以外のところの準備を詰めていってください。ピッチャーだったら、相手校の打者のデータは頭に入れておきましょう。僕が2年の夏に熊本大会優勝した時は、バッテリー間で九州学院や必由館の打者研究をして勝ちにつなげることができました。

夏のトーナメントはバッテリーで勝敗が8割決まると思ってます。そして、速球に頼るだけじゃなく、スローボールを織り交ぜることで、連戦を投げきるスタミナも確保できます。僕は下位打線にはカーブを多投して力を調整していました。本番でどれだけ力を抜いて抑えられるか。そこが勝てるチームとの差。甲子園は素晴らしい場所なので、ぜひ狙って下さい。(取材・写真:樫本ゆき)


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