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【元高校球児からのエール】高橋隼之介さん(日本文理OB)

2018.7.24

元高校球児が語る高校野球の思い出、そして現役球児たちへのエール。今日は日本文理2年のときに、伝説の決勝戦「日本文理ー中京大中京」を戦い、甲子園準優勝を経験している高橋隼之介さんから、球児たちにエールを送ってもらいました。



高橋隼之介さん(日本文理OB)

(日本文理:2009年夏、甲子園出場)

一生懸命頑張ってきたからこそ返ってくるものもある



甲子園はいつ来ても良いところだなと思います。甲子園って来るたびに身震いしてしまうんです。プロ野球も良いですけれど、甲子園で見る高校野球はやっぱり特別。色んなスポーツがありますけれど、高校生のスポーツで知らない人も感動を与えられるのって高校野球が一番だと思うんです。今では見ている方が緊張してしまう。それくらい、高校野球って色んな人に影響を与える競技だと思います。

プレーをしていた当時は、そこまでは感じませんでしたけれどね。あの頃はただただ試合に勝つためにがむしゃらに練習していました。自分が夏の甲子園で準優勝したのは2年生の夏でした。当時のことでよく覚えているのは初戦を戦って体重が一気に3、4キロも減ったことです。それだけ暑くて、かなりバテてしまっていました。あとは普段なかなかできない宿舎での生活ですね。甲子園の決勝で中京大中京の堂林翔太投手(現広島)からホームランを打てたことは、今でも信じられません。

高校野球で頑張ったことは人生に大きな影響があります。それは甲子園に出ても出なくても、今後の人生の太い柱になることは間違いないです。もっと言うとプロを目指さない限りはこれだけ野球に一生懸命打ち込む期間はないですから、そんな中で一緒に白球を追った仲間はずっと付き合っていけると思います。そういう意味でも、高校野球をやれる2年半はものすごく大事。

もし、今自分に高校球児の息子がいたら「この2年半は重要やぞ!」って声を大にして言っていると思います。だから、今甲子園を目指して頑張っている高校生には1日1日を大事にして欲しいですね。これは高校野球を見る側になって一番感じたことです。一生懸命頑張ってきたからこそ返ってくるものもあるので、甲子園を目指す高校生には充実した高校野球生活を送って欲しいです。(取材・撮影/沢井史)



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