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【元高校球児からのエール】宗佑磨さん(横浜隼人OB)

2018.7.20

元高校球児が語る高校野球の思い出、そして現役球児たちへのエール。今日はギニア人の父を持ち、50m5秒8の俊足とずば抜けた身体能力が魅力の宗佑磨選手(オリックス)が登場。
横浜隼人時代は1番ショートで活躍し、高1秋に関東大会に出場。「あと1勝」でセンバツ出場有力でしたが、敗戦し甲子園出場を果たすことはできませんでした。高3夏は準決勝で敗れています。「それも運命ですね」と話す高校時代をふり返り、球児たちにエールを送ってもらいました。



宗佑磨さん(横浜隼人OB /オリックス)外野手

つらい練習も、最後までやり抜けば
自分の夢につながる道になるよ!



高校時代の思い出を一言で言うなら「苦しかった!」ですね。でもそれも今はいい思い出です。監督の水谷哲也先生が愛情ある指導をしてくれたことが強烈に思い出に残っています。練習は休みがほとんどなくていつも「休みが欲しいなぁ〜」と思っていました。それに加えて僕は体作りも強化していたので、練習の合間に何個もおにぎりを食べて、それも大変でした。

大変な思い出しかないけれど、当時の自分に言葉をかけるなら「頑張れ!やるしかない!」と言いますね。甲子園の夢は叶わなかったですけど、水谷先生から「お前はプロに行くんだ。もっとガンバレ!」って鼓舞していただき、そのお陰で、夢でしかなかったプロ野球選手になることができました。当時のコーチがつきっきりで内野の守備練習をしてくれたことも忘れません。いろいろな方のお陰で今があります。

水谷先生の指導は厳しくて、迫力ある目でよく怒られました。当時は自分が納得できないと、不満が顔に出てしまったときがありました。でも、先生は選手のことを思って言ってくれていたんだなと今になってわかります。

最後の夏は準決勝で向上に2-5で敗れました。力のあるメンバーがそろってたのに甲子園に行けなかったことは残念でしたが、それも運命だったのかなと思います。隼人の後輩たちは近年、神奈川大会ベスト8の壁に阻まれていて、今年は初戦で敗れてしまったけれど、いつまでも遠くから応援しているので優勝目指して、頑張って欲しいですね。

高校生の選手には「つらい練習も、最後までやり抜けば自分の夢につながる道になるよ!」と言いたいです。僕も隼人で教わったことを生かしてプロで頑張ります!(取材・撮影/樫本ゆき)



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