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【元高校球児からのエール】九鬼隆平さん(秀岳館OB)

2018.7.11

元高校球児が語る高校野球の思い出、そして現役球児たちへのエール。今日は福岡ソフトバンクホークスの九鬼隆平さんからエールをいただきました。
秀岳館(熊本)の主将として高3の春・夏甲子園に出場し、ともに4強入りを果たした九鬼選手。強いキャプテンシーでチームをまとめ、中学時代に続く「全国制覇」を目指しました。「日本一になるための練習をしていた」と自負する猛練習は、高校時代にしかできない経験と、成長を与えてくれたと胸を張ります。どんなエールを高校生へ送ってくれるのでしょうか。



九鬼隆平さん(秀岳館OB /福岡ソフトバンクホークス)捕手

(秀岳館高校:2016年春、夏甲子園出場)


悔いを残さないように頑張って欲しい。
頑張れというか、楽しんでほしい

夏が来るたびに高校時代を思い出します。秀岳館が強くて、波に乗っていた季節なのでね。どんどん野球がうまくなるし、チームもどんどん強くなっていた時期。自分の調子も上がっていたし、全国レベルで戦える自信もあったので、毎日が本当に楽しかったです。甲子園に行ってさらに、野球が楽しくなりました。

僕らは練習をものすごくやっていました。全体練習は夜の12時まで。そのあと自主練を1時までやり、洗濯をして、道具を磨いて寝る。朝練は7時からなので、寝る時間はあまりありません。本当に野球に没頭した生活をしていました。長いだけじゃなく、練習内容も濃密です。当時の鍛冶舎巧監督(現県立岐阜商業監督)がバッティングを強化して、強く、大きな打球が打てる技術指導をつきっきりで教えてくれました。
1番きつかった練習は八代・東片自然公園にある「777段」の石段上りです。2年夏の熊本大会で負けた時、すぐにこの石段上りが始まって、猛暑の中だったので死ぬ思いで駆け上っていました。この時の練習があったから体力がついたし、強い精神力で甲子園で勝ち上がって行けたのだと思っています。

春の甲子園、夏の甲子園、特に夏の甲子園は最高に楽しかったですが、そこまでの道のりを漢字で表すなら「苦」としか表せないです。練習で楽しいと思ったことは1回もないですね。

高校時代の自分に声をかけるとするなら「ガンバレ! いま頑張っていたらいいことあるぞ」ですね。中学時代、試合にもそんなに出ず、出ても下位打線を打っていたような自分がプロに入れたのは甲子園という目標があって、環境があって、いい仲間がいたお陰で成長することができたからです。

秀岳館の後輩たちには、優勝して甲子園に行って欲しいですね。キャプテンの橋口(将崇)がね、めっちゃ頑張り屋なんですよ。3年生は一緒にやった代なので、悔いを残さないように頑張って欲しい。頑張れというか、楽しんでほしいですね。(取材・撮影/樫本ゆき)


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