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【元高校球児からのエール】澤村幸明さん(熊本工業OB)

2018.7.5

元高校球児が語る高校野球の思い出、そして現役球児たちへのエール。今日は甲子園の歴史に残る「伝説の決勝戦」熊本工業vs松山商業の9回裏に、1年生ながら起死回生の同点ホームランを放った澤村幸明さんから球児たちにエールをいただきました。



澤村幸明 さん(熊本工業OB) 

(熊本工業:1996年夏甲子園出場)


苦しい練習の意味や、監督の教えは、後になってから気づく

7月1日に開幕した熊本大会開会式のゲストに呼んでいただきました。いまの高校生は体が大きくてうらやましい。熊工時代の私は65㎏(175㎝)しかなく、パワーがなくて通算本塁打は20本もいきませんでした。いまは食トレや、トレーニングが進化しているから効率よく体を大きくできるのでしょうね。
1年生の時に経験した夏の甲子園決勝戦、9回2死から打った同点ソロ本塁打は「まぐれ」でした。優勝にあと1歩届きませんでしたが、甲子園という場所は素晴らしかった。プレーすべてが楽しかったです。「あの場所へもう一度戻りたい!」という思いがあったから、そのあとの苦しい練習を乗り越えることができたのだと思います。

大事な試合で結果を出すにはどうしたらいいか? それは、普段から試合を意識した練習を本気でできるかどうかだと思います。例えば守りの練習で、声の出し方やジェスチャーがしっかりと相手に伝わっているか。練習でできないことは、試合ではもちろんできません。誰でもできることをどれだけ徹底してできるか。もう一度確認して、夏の大会に臨んでほしいですね。

私は大学、社会人でも野球を続けましたが、高校時代の苦しい練習の意味や、監督の教えは、後になってから気づくのだと実感しました。高校生のときはガムシャラですから、気が付かないんですよね。長い人生をふり返ったときに「あの時、高校野球でこんなことを学んだな」と思える日がくるはず。それが「財産」です。高校野球をやっている時間はとにかく元気を出して、声をかけあい、夏の大会では楽しい思い出をたくさん作っていってくださいね。(取材・撮影:樫本ゆき)


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