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【元高校球児からのエール】杉崎成輝さん(東海大相模OB)

2018.7.27

元高校球児が語る高校野球の思い出、そして現役球児たちへのエール。今日は東海大相模のショートとして15年夏の甲子園で優勝し、大会タイ記録となる6本の二塁打をマークした杉崎成輝選手に球児へのエールをいただきました。



杉崎成輝さん(東海大相模OB /東海大学)3年 内野手

(東海大相模:2014年夏、2015年夏、甲子園出場)

高校野球が一番面白い!



高校時代に一番嬉しかった思い出は2年の夏に神奈川大会で優勝して甲子園出場を決めた時ですね。3年生の時は甲子園に行って当然という思いがあったので、最初に出られた時の方が嬉しさは強かったです。逆に一番悔しかったのは2年の秋。自分のエラーで負けた時です。でもその悔しさがあったから、次の年の結果に繋がったと思います。

甲子園の思い出はとにかく観客の声援が凄かったことですね。神奈川大会は観客が多くても応援するチームが決まっていますが、甲子園は試合の流れで変わったりするのでそれが強く印象に残っています。決勝戦の仙台育英戦で同点に追いつかれた時は、球場全体が相手を応援しているように感じました。でもあれだけ大勢の観客の中でプレーできたことは大きな財産になっていると思います。

高校時代に後悔しているというほどのことはありませんが、プロを意識してプレーしていればもっと成長できたのかなと感じることはありますね。当時は進学しか考えていなくて上のことは考えていませんでした。今は高いレベルを常に意識するようにしています。

現役の高校生に伝えたいことは「高校野球が一番面白い!」ということですかね。あれだけ注目される中でプレーできるのも高校野球ならではだと思います。今でも高校生に戻ってプレーしたいなと思うことがあります。だから今の高校球児にはその素晴らしさを噛みしめながら大切に野球をやってもらいたいと思います。(取材・撮影/西尾典文)



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