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【頑張れ四国!】21世紀の甲子園ベストナイン&最強高校!

2018.7.27

かつては高松商(香川)、徳島商(徳島)、松山商(愛媛)、高知商(高知)の“四国四商”がリードした四国。近年は明徳義塾(高知)が完全に王者として君臨し、済美(愛媛)や徳島の鳴門勢が追う勢力図となっている。そんな四国地区の21世紀のベストナイン、最強高校を選出した。



四国の21世紀甲子園ベストナイン




■投手:
阿部健太
(元ヤクルト/松山商・愛媛・2001年)

■捕手:
古賀優大
(ヤクルト/明徳義塾・高知・2015年・2016年)

■一塁手:
西浦颯大
(オリックス/明徳義塾・高知・2016年・2017年)

■二塁手:
松原史典
(元法政大/明徳義塾・高知・2003年・2004年)

■三塁手:
梅田大喜
(元明治大/明徳義塾・高知・2002年・2003年・2004年)

■遊撃手:
森岡良介
(元ヤクルト/明徳義塾・高知・2001年・2002年)

■外野手:
柳田隆宏(元日立製作所/鳴門工・徳島・2005年)

■外野手:
鵜久森淳志
(ヤクルト/済美・愛媛・2004年)

■外野手:
熊代聖人
(埼玉西武/今治西・愛媛・2006年・2007年)

明徳義塾から5人が占める結果となった。5人全員が下級生の頃からレギュラーで、2度以上夏の甲子園を経験している。それだけ完成度の高い選手を輩出していることがよく分かる。プロでのレギュラークラスは少ないが、古賀と西浦の二人は今後の成長に期待だ。投手は安楽智弘(済美→東北楽天)、松本竜也(英明→元巨人)、福井優也(済美→早稲田大→広島)などもいたが、インパクトの強さは阿部が上と判断。投手としても活躍した熊代は打撃を評価して外野で選出した。

四国の21世紀最強チーム

明徳義塾(高知・2002年)

悲願の初優勝を果たした2002年の明徳義塾を文句なしで選出。3回戦では常総学院(茨城)に8回まで2点リードされながら沖田浩之(元亜細亜大)、森岡の連続ホームランで逆転勝利。その後も広陵(広島)の西村健太朗(現広島)、川之江(愛媛)の鎌倉謙(元日本ハム)など好投手を打ち崩し、決勝でも智弁和歌山(和歌山)を圧倒した戦いぶりは見事だった。

21世紀の四国地区の戦績(勝率順)

・通算:68勝67敗(勝率.504)
高知:24勝16敗(勝率.600)最高成績:優勝・明徳義塾(2002年)
愛媛:23勝17敗(勝率.575)最高成績:準優勝・済美(2004年)
徳島:15勝17敗(勝率.469)最高成績:ベスト8・鳴門工(2002年・2005年)、鳴門(2013年・2016年)
香川:6勝17敗(勝率.261)最高成績:ベスト8・尽誠学園(2002年)、三本松(2017年)

まとめ

愛媛、高知は大きく勝ち越しており、四県でも勝率5割を超えており、かつて野球王国と呼ばれた四国の面目は保っている。特に明徳義塾は20年近くトップに立ち続けているのは見事という他ない。その一方で松山聖陵(愛媛)など新興勢力が出てきたことも全体にとってはプラスだろう。これからも伝統校と新鋭チームのしのぎあいに期待したい。
頑張れ、四国の球児!

(記事・データ:西尾典文)

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