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【健大高崎】キツさの中にも笑顔あり!ハードなサーキットトレーニング

2019.2.13

健大高崎野球部データファクトリー



健大高崎は多くのデータを取ることでも有名だ。データの分析、監修を担当するのは選手寮「第二健心館」の舎監も務める葛原美峰アナリスト。「健大高崎野球部データファクトリー」と名付けられた冊子にはAチームだけでなくBチーム、Cチームの全試合から得られたデータが打率、防御率などの一般的なものから、セイバーメトリクスの指標まで事細かくまとめられている。

データの入力についてはマネージャーが日々行い、集計については「(Excelの)マクロを組んであるからそんなにかかりませんよ」と話す葛原アナリストだが、そのデータから読み取れる考察についてもかなりの文量になる。また選手の打つ形の画像や、野球の歴史、ルールなどデータ以外にも内容は多岐に及び、年々厚さが増しているそうだ。またこの冊子は全選手の保護者にも配られ、保護者の感想を書くための用紙もついておりそれについても回収してまとめているという。県外など遠くから入学、入寮している選手も多いが、その様子が膨大なデータとともにしっかりとした形で提示されることは、保護者にとっても非常にありがたいことだろう。



前編の冒頭で青栁博文監督が語ったように良さそうなものは全て取り入れ、環境面も学校と一体になって整備し、綿密なデータ収集を行ったうえで科学的なトレーニングを行う。そのような姿勢はまさに現代高校野球の最先端と呼べるものではないだろうか。近年関東、全国でも安定した成績を残し続ける健大高崎の強さの秘訣が垣間見えるトレーニング合宿の風景だった。(取材・動画:西尾典文/写真:編集部)

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