トレーニング

走力アップセミナーin 長野 約50名の指導者・高校球児がスプリントコーチの指導を学ぶ

2019.2.13

長野県高野連の北信支部の監督部会が主宰する指導者講習会が長野商業高校の室内練習場で開かれ、約50名の指導者、高校球児を相手にプロスプリントコーチの秋本真吾氏が走力アップをテーマに話をしました。


雪で積もったグラウンドの影響でこの時期は室内で練習をする機会が増える。改めて走力トレーニングの重要性を参加した指導者たちは再確認しました。

前半はスライドを活用した座学を中心に、野球選手にありがちな問題点である、「前傾姿勢」と「地面を蹴る」という2点をわかりやすく解説。
特に強調していたのが、足が地面に着地する際につま先が下を向いてしまう「背屈」する選手が多いということ。足首はしっかりと固定したまま、地面は蹴るのではなく、なるべくかかとをつけないでつま先から着地することが大事なポイントであると紹介されました。



また、正しい前傾姿勢が作れずに体がくの字になってしまうこと点もNGとして紹介。くの字になってしまうと地面に正しく力が働かず、スピードが上がらないという問題点を指摘し、実際に秋本氏が指導に当たっているプロ野球選手たちの写真や動画を実例にして講義を行いました。

後半では、数名の球児たちが実際に体を動かしながら、各種のトレーニングを体感。
ポイントである「前傾姿勢」と「着地」を意識したトレーニングが紹介されました。
ミニハードルや牽引走など、道具も実際に使用しながら、走力アップにつながる効果的なトレーニングの方法に耳を傾けていたのが印象的でした。





参加した長野西高校の渡利康生(2年生)くんは「盗塁のスタート時に体の真下に足を着いて踏み出すということを教わり、非常に効果的だった。腱をうまく使うことは普段の練習でも取り入れていますが、これからグラウンドを使えるようになったら、取り入れていきたいトレーニングがたくさんあってすごく勉強になりました」と話し、大変刺激を受けていた様子で話してくれました。(取材・写真:編集部)


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