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【頑張れ北海道!】21世紀の甲子園ベストナイン&最強高校!

2018.7.24

21世紀、最も衝撃的な出来事は駒大苫小牧(南北海道)の連覇だろう。それまで甲子園で1勝もできなかったチームが快進撃を続け、三連覇まであと一歩のところまで迫ったのだ。そして一昨年は北海(南北海道)も準優勝を果たし存在感を見せている。そんな北海道勢の21世紀のベストナイン、最強チームを選出した。



北海道の21世紀甲子園ベストナイン


■投手:

田中将大(ニューヨークヤンキース/駒大苫小牧・南北海道・2005年・2006年)

■捕手:
糸屋義典(元JX-ENEOS/駒大苫小牧・南北海道・2003年・2004年)

■一塁手:
川村友斗(仙台大/北海・南北海道・2016年・2017年)

■二塁手:
林裕也(東芝・駒大苫小牧・南北海道・2004年・2005年)

■三塁手:
佐藤佑樹(北海学園大/北海・南北海道・2015年・2016年)

■遊撃手:
佐々木孝介(駒大苫小牧・南北海道・2003年・2004年)

■外野手:
本間篤史(元JR北海道/駒大苫小牧・南北海道・2005年・2006年)

■外野手:
吉田雄人(オリックス/北照・南北海道・2013年)

■外野手:
鎌仲純平(国学院大/北海・南北海道・2015年)

連覇を達成した駒大苫小牧から5人が選出となった。プロ入りしたのは田中だけだが、2005年優勝時のキャプテン林はまだ社会人野球で現役としてプレーしている。続くのが古豪の北海で、3人が選出。鎌仲は今年から国学院大で4番を務めており、今後のプロ入りにも期待がかかる。全員が南北海道勢というのは少し寂しい状況だ。

北海道の21世紀最強チーム

駒大苫小牧(南北海道・2005年)

前年の初優勝、翌年の準優勝のチームも強かったが、安定感ではやはり連覇を果たした2005年のチームになる。投手陣は田中以外にも松橋拓也(元明治大)、吉岡俊輔(元苫小牧駒沢大)と二人の力のある投手を揃え、5試合中4試合を継投で勝ち抜いた。打線もトップバッターの林を中心に強力で、準決勝では辻内崇伸(元巨人)、平田良介(中日)、中田翔(日本ハム)と後のドラフト1位三人を擁する大阪桐蔭にも競り勝っている。歴代優勝校の中でも上位に入るチームだ。

21世紀の北海道地区の戦績(勝率順)

・通算:24勝32敗(勝率.429)

・南北海道
:21勝15敗(勝率.583)最高成績:優勝・駒大苫小牧(2004年・2005年)

・北北海道:3勝17敗(勝率.150)最高成績:3回戦・駒大岩見沢(2008年)


まとめ

駒大苫小牧の連覇、北海の準優勝は目立つがベストナインも含めて全て南北海道勢で、南北の格差の大きさは否めない。ただ近年は古谷優人(江陵→ソフトバンク)がドラフト2位でプロ入りするなど、豊かな素質の選手も出現してきている。北北海道勢にもぜひ旋風を起こすようなチームが現れることを期待したい。

頑張れ、北海道の球児!!
(記事:西尾典文)


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