選手たちとの連絡にはグループLINEを活用する。部員全員のグループLINEでは報告のほかに神谷監督から参考になる動画や、名言などが送られてくることもあるという。また学年ごとのグループLINEでは野球ノートとしても活用している。選手たちは今日一日の反省や課題、体重や食べたものの記録などを書き込んで報告している。
「こういう時代だから、選手たちが手軽に負担なく続けられるものを活用していけばいい」。
コミュニケーションの取り方も時代とともに変化しているが、神谷監督のまなざしは選手一人ひとりに注がれていた。「毎日グランドにいて、選手たちの成長を見るのが何よりも楽しい」と神谷監督は話す。
オフシーズンが終わってしまうとどうしても全員が同じように練習をすることがむずかしくなるため、この時期に多く実践練習を積む美里工業。「今が一番楽しいかも」という言葉の裏には大所帯ならではの葛藤も垣間見える。春に新たな新入部員が加わると部員数は100名は優に超えるというが、それでも「美里工業で野球がやりたい、このチームで甲子園に行きたい」という選手たちの思いを叶えるべく、オフシーズンで一気呵成にレベルアップを目指す。美里工業のシーズンインが今から待ち遠しい。(取材・写真:西村典子)
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