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【報徳学園】切磋琢磨した3年間、名門牽引したWエース

2024.10.23

ともに下級生の頃から報徳学園の投手陣を牽引してきた今朝丸裕喜選手と間木歩選手。今年は揃ってU18侍ジャパンにも選出されるなど、全国でも屈指の二枚看板であることは間違いない。そんな2人に高校野球を振り返ってもらいながら、将来のことなども聞いた。(聞き手:西尾典文)


一番上の代になってから互いに意識


——報徳学園を選んだ理由、きっかけを教えてください。

間木「小園(海斗・広島)さんが活躍していた甲子園をテレビで見ていたことがきっかけです。中学のチームの先輩も報徳に進学していて、それで自分も行きたいなと思って決めました」

今朝丸「自分も間木と同じで、小園さんの活躍を見てというのは大きかったです。それで自分も報徳で甲子園に行きたいと思うようになりました」

——実際に入ってみての印象はどうてしたか?

間木「厳しいイメージがあって、それはその通りだったんですけど、厳しいだけじゃなくて、しっかり細かいところまでやるというか、きちんとした野球や練習をやるなと思いました」

今朝丸「練習はきついというのは聞いていたんですけど、その中でも指導者の方も凄くコミュニケーションを密にとってくれて、充実した高校野球生活だったと思います」

——お互いの第一印象はどんな感じでしたか?

間木「最初は仲が良かったグループが全然違って、自分は割とおとなしいグループで、今朝丸は結構“はっちゃけた”グループでした。最初はちょっと仲良くなれないかもなと思っていました(笑)」

今朝丸「自分は友達にはなれそうな雰囲気はあると思っていました。ただ最初は間木があまり自分から話してこなかったので、ちょっと打ち解けるまでは時間があったと思います」

間木「1年秋くらいに自分も今朝丸も試合で投げ始めて、一緒に練習する機会が増えて、徐々によく話すようになりました」

——お互いを意識する気持ちも強かったですか?

間木「最初は先輩を見ていて、2人で頑張ろうという感じでした。ただ自分たちが一番上の代になってからは、意識するようになりました」

——今朝丸くんは1年秋に智弁和歌山戦で打ち込まれて、それから取り組みが変わったという話を部長の磯野先生に聞いたんですけど、その時のことは覚えていますか?

今朝丸「はい。覚えています。結構メンタル的にもやられて、何とかしないといけないと思って、磯野先生に『どうしたら抑えられますか?』ということを聞きました。それから練習に対する意識とか、試合に入る気持ちも変わったと思います」

——間木くんはそういう何か成長のきっかけになった出来事はありましたか?

間木「自分は逆に良い結果が出たことで『次も行ける!』という感じで上がってきたタイプなので、一番大きかったのは1年秋の県大会で完封できたことですね。それで手応えを感じてその後の成長にも繋げられたと思います」


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