数値の伸びが自信となり、甲子園へとつながる
「みんな甲子園に行きたいっていうけど、甲子園までの道のりがどんなものかわかっていないんですよね。うちのようなチームは、数値の伸びが日々あって、その伸びの集合体が自信につながっていくことが大事なんです。その先に『甲子園』があると思うんですよね」。
最新機器が示す数値は“努力の成果”。その成長を喜びあえる野球部を目指している。
立花学園の過去の成績は神奈川県ベスト8が最高だ。志賀監督も2017年夏、18年夏、19年秋と、3年連続で準々決勝の壁に阻まれている。神奈川の歴史を見ても、西湘地区からの甲子園出場は1998年夏の平塚学園(2校出場、西神奈川代表)だけしかない。イノベーションを起こしてまだ1年。神奈川の勢力図を変えようとしている。(取材・文:樫本ゆき/写真:出井健一郎)
SCHOOL DATA
●監督/志賀正啓 ●部長/塚田将喜●部員数/2年=32人、1年=40人、マネージャー8人1928年松田和洋裁縫学校として開校。62年男女共学化。92年現校名に変更。野球部創部は1972年。甲子園出場はなし。部最高成績は県8強。主なOBは日暮矢麻人(ソフトバンク育成)、山口祥吾(ロッテー新潟アルビレックス)ほか。校舎は小田急線・新松田駅から徒歩7分の場所にある。
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