学校・チーム

【準硬式】教えて準硬式野球!日大の選手、コーチに聞きました!(後編)

2020.4.7

日本大学準硬式野球部の杉山智広コーチ、井上絢一朗選手へのインタビュー後編です。前編では準硬式を選んだ理由、硬式とのプレーの違い、普段のスケジュールについて聞きましたが、後編では更に踏み込んだ話をお届けします。


細かい話ですが、日本大学の場合、厳密に言うと準硬式野球部は体育会ではなく違う組織に属しているそうです。

杉山「自分が選手だった頃は準硬式野球部も体育会に所属していて、選手のための寮もありました。それが平成24年に体育会から大学本部の学生部に移管されまして、そちらの公認団体という形に変わりました。そこからスポーツ推薦の制度もなくなりましたし、大学の寮からも出ないといけなくなったんですね。外部企業が運営している学生寮を推奨はしているんですけど、そこではなくてアパートを借りている学生も多いです」

井上「自分も最初はその寮に住んでいましたけど、2年生になった時に出ました。自分のように地方から出てきている学生は最初の1年は住んで、2年目からは自分で部屋を借りるということが多いですね」

杉山「今度の4月に入部予定の1年生を加えると部員数は80人を超える予定です。推薦はなくなりましたけど、幸いなことに日大は付属、系列の高校が多いので半分くらいはそこから来てくれます。ただ、最初から準硬式を目指してというケースは少ないので、同じ高校の先輩、後輩の繋がりで話をして知ってもらうということを地道にやっています」
日本大学準硬式野球部の杉山智広コーチ。高校時代は日大三でキャプテンとして甲子園優勝を経験

大学の硬式野球部の場合、春と秋にリーグ戦があり、春は全日本大学選手権、秋は明治神宮野球大会への出場を目指すという形になっています。一方の準硬式はどのような仕組みになっているのでしょうか?


杉山「準硬式も春と秋にリーグ戦があるのは硬式と同じです。関東ではリーグが5つあるんですが、リーグ戦の上位2位に入った10チームと関東選手権の11チームがプレーオフを行って、勝ち抜いた5チームが夏に行われる全国大会(全日本大学準硬式野球選手権)の出場権を得られます。それとは別に春のリーグ戦が始まる前に関東にある約70チームが一部、二部関係なく出場する関東選手権というのがあります。この関東選手権に優勝したチームも全国大会に出場できるんですね。だから関東からは合計6チームが全国大会に出られることになります。秋はリーグ戦で上位に入っても全国大会はないのですが、関東の社会人準硬式チームの上位と争う大会があり、その優勝を目指す形ですね」


PICK UP!

新着情報