
夏までは3年生だけで17人いたが、今は1、2年生の合計が17人。この春入部した1年生が9人しかおらず「秋は戦えるのかな」と小牟田主将は不安でいっぱいだった。人数が少ないと、こなせるメニューが限られる。夏までは意識の低い人間が1、2人いたとしても周りに引っ張られて何とかなるところもあったが、秋以降はどうなるのか。それに人数が少ないと全員がベンチに入れるので、チームに安心感が生まれてしまう。「それで満足してしまうようではチームは勝てない。特に1年生は意識が低くなりがちなので、17人でもみんなが高い意識を持てるように雰囲気をしっかり作っていきたいです」。
目標はもちろん甲子園出場。グラウンドにいる時は白球と仲間の動きに目を凝らし、制服に着替えれば、さらなる目標を目指す高校生だ。ふたつの“夢”に向け、小牟田君は「全力でやれることをやり切りたい」とやる気をみなぎらせている。(取材・文/写真:沢井史)
次回予告|選手座談会|高レベルの勉強と野球の両立、気合いで慣れた「65分授業」
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