学校・チーム

【関西創価】絆を深める金星寮と投打のキーマン

2017.7.18

絆を深める金星寮

部員64人中54人が生活する金星寮が今春4月に生まれ変わった。入口の認証は静脈センサーで行われるなど設備は最新鋭。選手たちが住む野球部棟の「ビクトリーエリア」には疲労回復のため水風呂が設置された。関西創価は夜間練習に励む選手も多いため、消灯は午前0時とだいぶ遅めの時間に設定されている。学校が用意してくれたこの快適な環境は、真しに野球に打ちこむことができる。感謝の気持ちをしっかりと持ち、ナツタイを勝ちぬけ。

食堂でワイワイ♪

学校、グラウンド、寮。常に行動を共にする選手たちは非常に仲が良い。食堂では思わず笑顔がこぼれる。だが、厳しい夏を乗り切るためには、胃袋も強化しないといけない。ピースの後は勢いよく食べる姿が見受けられた。

デカしゃもじでご飯おかわり

1日で消費するお米は4升。重さにして12kgにもなる。炊き上がったご飯に直すと約30kgが部員の胃袋に収まる計算だ。育ち盛りの食欲恐るべし。

守備が上手くなりますように......

大事な野球道具をお手入れ中。グローブ用オイルではなくボディクリームを使っている選手もいる。柔らかさを増したグローブが手に馴染めば、イレギュラーも怖くない!

文武両道!

平日の練習開始は16時半近くになるほど授業は厳しい。おまけにテスト期間は1週間前から部活停止。野球だけでなく決して学業もおろそかにしていないぞ! 野球部は全員成績優秀……なはずデス。

カラダケアも入念に

過酷な夏を乗り切るためには疲れを残さないことが必須条件。マッサージ待ちの選手が増えるのは、それだけ勝ち進んだ証だ。選手だけではなく、トレーナーさんも疲労困憊にさせる夏にする!

部屋でリラックスタ〜イム

1人1台タブレットを学校から貸与されているうえ、wifiも完備。インターネットでプロ野球選手のフォームチェックや、英語のリスニングも好きなだけ学ぶことが出来る。日夜ストイックな生活を送るため、この緩んだ表情は貴重なレアショット。

PLAYER'S VOICE:村上大貴(3年)投手・主将

打倒二強を誓う左腕エースの想い

村上大貴(3年)投手・主将
村上大貴(3年)投手・主将

——村上君はピッチャーでありキャプテンも務めています。就任の経緯を教えてください。

去年の夏に監督との面談で自分から志願しました。チームで一番しんどい役職についたら自ずと成長出来る、そう思ったからです。

——実際にエース番号を背負ってみていかがですか?

去年は先輩投手がいたので気楽に投げられました。でもいざ、1番を背負って投げるとメンタルの弱さが出て、昨秋の履正社戦では悔しい結果になってしまいました。

——履正社戦で得た課題を克服するために、主にどんなことに取り組みましたか?

普段の行動がだらしなかったらグラウンドに出てしまいます。試合で勝つためにはまず寮生活、そして学校生活をしっかりしようと心掛けました。

——ブルペン投球では右打者のインコースを突く球を何度も投げ込んでいたのが印象に残りました。

強いチームはアウトコースだけでは抑えられないので、常日頃意識して投げています。

——選抜決勝では大阪対決になりましたね。

やっぱりあの2チーム倒して甲子園に行きたい。そう自分の想いを再確認できました。

——夏へ向けて意気込みをお願いします。

チームを鼓舞するピッチングをして、1つでも多く勝ちたいです。

PLAYER'S VOICE:松永レオ(2年)中堅手

責任感が増した大阪の韋駄天

松永レオ(2年)中堅手
松永レオ(2年)中堅手

——松永君の武器は走力だと聞きました。50メートル走のタイムは?

5.9秒です。

——入学前後の関西創価のイメージを教えて下さい。

僕が中学3年生のときの、関西創価の3年生の先輩たちがすごかった。その先輩たちに憧れて入部しました。

——能力の高い先輩が多いなか、昨夏もレギュラーとして活躍しましたね。

昨年は何も考えず、がむしゃらにプレーしていました。でも、今年はクリーンアップを打たせてもらっているので、僕が打たないとチームが勝てない。責任感が全然違いますね。

——深沢監督は松永君に精神的支柱としての役割も期待しています。先輩に厳しいことを言うのは大変ではないですか?

気にし過ぎてはダメなので、なるべく気にせず自分を貫いています。

——昨秋は履正社に敗れましたが、高校野球を代表する竹田投手の球はどうでしたか?

練習で3年生の先輩たちが打撃投手で投げてくれていたので、140kmも特に速いとは感じませんでした。

——夏へ向けて意気込みをお願いします。

先輩と出られる最後の大会なので、命懸けで戦って、なんとかチャンスで1本打ちたいです。本気で戦います!

関西創価高校野球部

●監督/深沢英俊
●部長/木幡智明
●部員数/3年生22人、2年生19人、1年生23人
1973年に創立された私立高校。一昨年グローバル・リーダー育成を目指す学校として文部科学省よりスーパーグローバルハイスクールに認定された。部活動が盛んで野球部のみならずラグビー部、陸上部なども強豪。

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