学校・チーム

【高校球児のための大学野球部ガイド】日体大硬式野球部を紹介!

2019.9.2

野球と人間形成が両輪でないといけない



ーー高校の指導者などから取り組みについて聞かれることはないですか?
古城「結構ありますよ。いきなり取り入れるのは難しいという声もありますけど、私が高校の現場に行くときも最近は学年の壁がないチームが増えてきているように見えます」

ーー監督からご覧になって、大学で伸びる選手の特徴などはどんな点がありますか?
古城「北山なんかまさにそうなんですけど、能力はあっても高校時代にエースじゃなかった、活躍できなかった、そういう悔しさを持っている選手はやっぱり強いですね。大学生になると時間もあるし、高校時代よりも色んな誘惑がありますよね。それでも自分でしっかりと目標を決めて取り組めること。単純かもしれませんがそういう部分かなと思います」



ーー卒業後に指導者になる選手も多いと思いますが、そういう選手に向けてこういう指導をしてほしいというようなことはありますか?
古城「野球を通じての人間形成、ということをうちは掲げていますけど、人間形成だけでもダメだと思っています。ちゃんと野球の指導もする。野球と人間形成が両輪でないといけない。自分も勝負に対する厳しさは筒井(崇護)先生に教えていただきましたし、組織的なプレーや戦い方については監督になってから(横浜高校の元部長の)小倉清一郎さんに教えていただきました。小倉さんが横浜高校で実践されていたようなことをうちでも取り入れています。OBの指導者にもそうやって色んな方から学んでもらいたいですね。あとは勝って尊敬されるチームを作ること。負けた相手から『あんなチームに負けて悔しい』と言われるのではなくて、『あのチーム凄いな』と思われるようなチームを目指してほしいですし、自分たちも目指したいと思います」

ーー最後に大学野球、日体大野球部の良さを高校球児に向けてお願いします。
古城「高校野球を見ていても意外に全力疾走や全力プレーができているかというとそうでもないと感じます。うちはそういう部分は徹底していますし、全力で自分の力を伸ばそうとしてやっています。あとはなかなか一軍で試合に出られなくても、チャンスは与えますし、何かしらのやり甲斐を感じてできるようにと思ってやっています。そういう点はうちの野球部の特徴じゃないかと思いますね」

(取材:西尾典文/写真:編集部)

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