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【高校球児のための大学野球部ガイド】東京大学硬式野球部、選手座談会!

2019.4.9

東京大学硬式野球部紹介。前回の浜田一志監督インタビューに続いて、今回はチームを牽引する、辻居新平主将、宮本直樹選手、岡俊希選手の三人にお話をうかがいました。


野球がやりたくて東大に入りました!

座談会メンバー
辻居新平(主将)4年 外野手 法学部 栄光学園出身
宮本直樹 4年 投手 教育学部 土浦一高出身
岡俊希 3年 外野手 法学部 小倉高出身

――監督からは現役よりも浪人して入学してくる選手が多いと聞きましたが、三人はどうですか?

「一浪です」

辻居
「現役です」

宮本
「一浪です」

――辻居くんだけ現役なんですね。受験に関しては最初から手応えはありましたか?

辻居
「そんな確実というわけではなかったですけど、模試も悪くはなかったです。秋には模試の判定もAでした」

「凄いです!」

主将の辻居新平君。栄光学園出身の法学部。ちなみに現役合格。


――岡くん、宮本くんは現役時代の模試の判定は?

宮本
「Eですね」

「DかEでした」

――三人とも東大で野球がやりたくて入ってきたのでしょうか? それともまずは東大に行きたくて、野球は後から考えた感じですか?

岡&宮本
「野球がやりたくて東大に入りました!」

辻居
「自分はまず東大に入ることが先にあって、野球はその後に考えました」

――岡くんと宮本くんはまず野球から考えたとのことですけど、他の大学で野球をやろうという考えはなかったですか?

宮本
「まず(東京)六大学でやりたいというのがあって、その中で試合に出られる可能性が高いところということで東大だと考えました。東大に入って他の強豪校を倒したいという思いからですね」

「基本的に宮本さんと同じですね。高校の最後の夏の大会で九国(九州国際大付属)に負けたんですけど、同じように勉強もしっかりしながら野球をやるという環境で強いチームを倒したいという思いがありました。他の大学は考えなかったです」

――二人は浪人も経験したとのことですけど、浪人時代どれくらい勉強したか教えてもらえますか。

宮本
「浪人時代は朝9時に予備校に行って、夜9時に出るという生活でした」

「凄いですね(笑)。通年ですか?」

宮本
「基本通年。まあ休む時は休んでたけど、基本は朝9時から夜9時だったね」

土浦一高出身の教育学部、宮本直樹君4年生。 ポジションはピッチャー。 


――モチベーションとしてはやっぱり神宮で野球をやりたいという気持ちが強かったですか?

宮本
「そうですね。何回か神宮にも足を運んで試合を見て、また目標を再確認したりしていました」

――岡くんはどうですか?

「予備校は1学期、2学期があったんですけど、1学期のうちは朝9時に行って夕方4時か5時くらいには帰っていました。2学期からは夜9時くらいまででしたね」

――浪人時代は野球やトレーニングはしていましたか?

「時々高校の野球部の練習に参加させてもらっていました」

宮本
「僕も時々近くのジムに行って体を動かしたりはしていましたけど、そんなにがっつり練習するようなことはなかったです」

――辻居くんも含めて現役時代の勉強はどうでしたか?

辻居
「部活をやっているときは毎日2時間くらいでした。終わってからは大体10時間くらいです。それ以上やり過ぎても次の日に響くので、コンスタントに10時間くらいやっていた感じですね」

「野球をやっていた時は課題をこなすくらいでした」

宮本
「自分も岡と同じくらいですね。テスト前と課題くらいですね。それ以外はほぼゼロでした」

――野球をやっているときの成績はどれくらいでしたか?

宮本「
学校の中でも真ん中より下でした。野球を引退してちょっとだけ伸びましたけど、現役時代は東大を狙えるレベルではなかったです。周りからは『あいつ大丈夫か?』と思われていたかもしれません(笑)」

「自分は割と上位で、現役の時も後期で九州大学は受かりました」

キャプテンと同じ法学部の岡俊希君、3年生。福岡の古豪、小倉高野球部出身。


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