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【高校球児のための大学野球部ガイド】東海大学を紹介!(前篇)

2018.9.3

長年首都大学野球連盟だけでなく、全国の大学野球界をリードしてきた東海大学硬式野球部。しかし近年は他大学の台頭もあり、2016年春からは4季連続で優勝を逃す結果となった。これは首都大学野球連盟創設後、初のことである。そんな苦しい状況だったが、今年は巻き返しに成功し5季ぶりの優勝を飾った。見事な復活を遂げた東海大を率いる安藤強監督に話を聞いた。


東海大の指揮を執る安藤強監督は同校を卒業後、本田技研(現Honda)で選手、スタッフ、監督として長く活躍した経歴を持つ。そんな安藤監督が東海大の監督に就任したのは2017年の2月だが、打診があった当時は社会人野球日本代表の監督を務めており、急転直下で決まった人事だった。それだけに就任当時は戸惑うことも多かったという。

「まず120人以上いる選手の名前を覚えるのが大変でしたね。オープン戦、リーグ戦まで時間がない中でプレースタイルも見極めないといけない。最初はマネージャーに横にいてもらって『あれは誰だ?』っていうのを聞きながら、選手について知ることからスタートでした。だから(1年目の)去年は完全に手探りという状態でしたね」
東海大学を5季ぶりの優勝に導いた安藤強監督
昨年は2季連続で3位に終わった背景にはそのようなチーム作りの遅れも影響していたのではないだろうか。そして就任2年目の今年も更なる試練が東海大を待っていた。

「1年かけて選手のことが分かってきたと思っていたら、今年は春先から怪我人が続出しました。投手は実績のある青島(凌也・4年)、横川(楓薫・4年)の二人、野手もリーグ戦の直前にショートの杉崎(成田輝・3年)が骨折。でも今いる選手でやらないといけないということで、下級生も積極的に起用したのですがその選手達がよくやってくれました。野球は一人がダメでもそれを他の選手でカバーできるスポーツだと思うのですが、この春の優勝はまさにそれが出たと思いますね」

1年をかけてチームを把握し、全体の底上げがあったからこそつかんだ優勝と言えるだろう。また安藤監督自身の現役当時と比べて今の環境は大きく異なっており、それに合わせた指導が必要だと感じているという。

「自分たちが現役の頃はとにかく精神論とか体罰的なことが当たり前の時代でした。でも今はそういう指導はできないし、選手もそれではついてきません。いかに言葉で理解を得るかというのが大事だと思いますね。あと環境面も昔は野球だけやっていればいいという感じでしたが、今はまずしっかり授業を受けないといけない。学生としては当然のことですが、それも大きく違っています。そういう意味では今の選手の方が大変な部分もあると思いますね」
東海大学野球部のグラウンドの様子

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