学校・チーム

【市立川越】コンスタントに好成績を残す公立校の取り組みと監督の考え

2019.5.27

夏は特に3年生で勝たないといけない



故障に気をつけているのはもちろん1年生だけではない。体づくりもチーム全体として取り組んでおり、練習中にも選手が各自で持ち寄ったお米をマネージャーがおにぎりにし、必ず補食として摂るようにしている。また、コンディショニングのためのサプリメントなども数年前から積極的に取り入れたそうだ。

上級生は春の県大会が終わったこの時期も毎週末は練習試合が組まれており、練習も実戦的なものが多くなるが、毎日メニューは変えながらトレーニングも必ず行っている。特に5月下旬から6月上旬にかけてはその頻度を増やし、最後の夏にかけて追い込んでいく期間を設けているそうだ。



「うちの場合、夏は特に3年生で勝たないといけないと思うんですね。1年生から徐々に鍛えていって、最後の夏にやっと体が仕上がってくるという子が多いですから。あと体だけじゃなくて気持ちの部分も大きいと思います。春まではピリッとしなかった3年生が最後の夏に向けて上がってくる。徐々に全員が自分で自分にプレッシャーをかけて、しっかり準備してワクワクしながら夏を迎える。逆にそういう状態に持っていけないと、うちみたいなチームは夏には勝てません」(取材・写真:西尾典文)

後編では具体的な練習についてレポートします。


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