学校・チーム

【鳥取城北】山本監督「昔は食の大切について気付いていなかった」

2018.10.17

山木博之監督は現在43歳。今から20年以上も前、現役でバリバリと野球をしていたとき、食の大切さを意識して食べたことは皆無だと言う。その頃は“食トレ”という言葉すらなかった時代。

「好きな物を好きな量だけ食べたり、飲んだりしていました」。ウエイトなどをして筋力をつける努力はしていたそうだが、それに食事を絡ませることはなかった。「学生の時は速く走るために体重は邪魔だという考えがありました」。

ただ、今は食に対しての考えは学生の頃と違う。大学卒業後に赴任した江の川高(現・石見智翠館)のコーチ時代、チームが栄養指導を導入したのがきっかけで食に対して考えるようになった。「食べる力が強い奴はケガも少ないですし、人間的なパワーがあります」。選手が行っている食トレを通してその重要性に気付いた。もちろん、鳥取城北に赴任してからも栄養指導は続けている。


鳥取城北を率いる山木博之監督

体作りは、たくさん食べて単純に体を大きくすればいいわけではない。「車で例えると大きなボディーに軽四のエンジンではいけないと思いませんか」。自分の体に見合った食事の量を摂取することでパフォーマンスのレベルもあがる。とはいえ、食トレを始めると食べる量は増える。特に1年生はご飯をすべてを食べ終えるのに数時間かかる子も。だからこそ中学生には今のうちに食事トレーニングをしてほしいと監督は伝えている。



(取材:永野裕香/写真:食トレマガジン#7より)


「食トレ」関連記事



PICK UP!

新着情報