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【鹿児島実業】栄養学の知識を蓄えた上で食トレに取り組むことが大事!

2018.10.16

「栄養学や食トレに関して言えば、社会人野球は高校野球よりもはるか先を行っていました。私自身もNKK(現JFE西日本)時代にはいろんな講習会で学ぶ機会も多かったです」
 
社会人野球を経験している宮下正一監督は、20年以上前に栄養学と出会っている。しかし、太りやすい体質だった宮下監督は、むしろどうやって抑えていこうかという意識の方が強かったという。また、体の大きな選手に勝つためにと、食事よりも筋力トレーニングを優先していたという。


笑顔で取材に応じてくれた鹿児島実業の宮下正一監督

現在は高校生でも科学的根拠を開示してくれたうえで食トレやウエートに励んでいる。宮下監督も現役時代にこうした情報があればもっと違った野球人生が待っていただろうと言う。

鹿実は3年前にメーカー指導の下で食トレを開始し、昨年秋には本格的に捕食を導入した。こうした取り組みによって、チーム強化に欠かせない“温故知新”の精神を身に付けることができる。この点も宮下監督は大きな効果として語っている。



「高校野球のレベルが10年、20年前よりも確実に上がっているし、新しいことに挑戦していく姿勢がないと、今の高校野球界の流れには乗っていけない。やっぱりウチは鹿児島県を引っ張っていかなきゃいけないチームだと思っているからこそ、ただの根性野球じゃなくて、変幻自在にいろんなことに取り組んでいく必要がある。そういう意味でも、栄養学の知識を蓄えた上で食トレに取り組むことは大事なんだなと痛感しているところです」(取材:加来慶祐/写真:食トレマガジン#7より)


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