現在の選手指導についてはプロでのプレー経験よりも、その後のあらゆる経験が大きかったという
「引退してからトレーニングの勉強も改めてしましたし、野球塾で個人に教えてきたことも今思えば良かったですね。もっと年齢が小さい少年野球の選手にどう伝えるかということもよく考えましたし、あとは本当に高校野球の前に怪我が多いということも知りました。帝京大可児でも色んなことを教わりました。
そういったことがなくてただ『元プロ野球選手』という肩書だけで監督になっても、本当に何もできなかったと思いますね。
高校野球は2年3カ月しかないので、本当に時間が短いです。その中でもちろん試合で結果も出さないといけないですし、選手の将来のことも考えないといけない。どちらか一方だけで良いものではないと思っています。だから長期離脱になるような怪我は防がないといけないですし、逆に少し遠回りになったとしても選手が自分で考えることも必要です。監督になったまだ1年ですけど、そんなことは常に考えていますね」
後編では更に踏み込んだ取り組み、今後の目標などをお届けする。
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