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【愛工大名電】「強打」へ舵を切ったチームの地下足袋とトスバッティング

2018.7.9

5年前を最後に甲子園から離れている愛工大名電(愛知)。2004年にセンバツ甲子園で準優勝、さらに翌春に優勝したときは、徹底したバント戦法が話題になった。しかしここ数年、好投手に栄冠を阻まれてきた経緯もあり、現在は一転して“強打”へと舵を切っている。東邦や中京大中京などライバルを打倒し、王座奪還へ。名電野球の変容と、その練習をレポートする。


6月末に開幕した夏の愛知大会。愛工大名電は7月1日、初戦で豊明と対戦して9-2で勝った。9回までに重ねた安打は18本。欲を言えばもう少し点を取れてもよかったが、前篇の倉野光生監督のインタビュー通りバントは少なく、強打で攻めた。後篇では、具体的な練習内容をお届けする。

地下足袋と片手トスバッティング

名電ナインはアップや素振りなどの際、スポーツ用の地下足袋(じかたび)を履いている(冬期は除く)。
「滑りやすい分、足の指や足の裏全体で地面をつかむ感覚が養われる。その効果で肉離れなどもほとんどない」と倉野監督は効果を説く。

練習冒頭には100球に及ぶトスバッティングがある。左右それぞれ片手でバットを振り、最後に両手を使う。
「ミート力を上げるための訓練としては、トスバッティングが一番いい。球をとらえる練習になる。打つポイントが作れて、自在に打ち分けられるようになる」(倉野監督)。
ゴロだけでなく、ライナーでも返す。短時間で数を重ねられる点も効率的だ。



今のチームは、従来にも増して振り込みや打ち込みを重ねてきた。ロングティーやネットへのティー打撃を繰り返し、ヘッドスピード、飛距離を上げてきた。練習試合で試合勘が順調に養われたこともあり、今年は大会前の6月から7月にかけ、春先に続き再度、フリー打撃中心のメニューを組むことができた。フリー打撃は他の打撃練習に比べ時間がかかるが、「確認作業」(倉野監督)と位置付けつつ、パワーアップも図れる意義がある。


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