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【東邦】東海王者の練習は基本重視の「東邦スタイル」

2018.12.12

今秋の東海大会で頂点に立ち、2年連続のセンバツ出場を当確にしている東邦(愛知)。2016年夏の甲子園では、八戸学院光星(青森)を相手に終盤で7点ビハインドをひっくり返したミラクル劇も記憶に新しい。看板となった全国屈指の強打線など攻守に地力が際立つが、どのように強さを築き、維持し続けているのか。その練習に迫った。


4種類の練習をみっちりローテーション

東邦には確立された練習方式がある。4種目の練習メニューのローテーションだ。4種目とはフリー打撃、ティー打撃、個別ノック、近距離での手投げによるゴロ捕球。主力組の16人が4人ずつの計4組に分かれ、ローテーションしてそれぞれに時間を割く。平日は各25分、土日などは各40分と長時間に及ぶ。グラウンドには、打撃投手やマシンを打ち込むフリー打撃用のケージが4つ並ぶ。ファウルエリアで他の3種目を行う。
 
連日、時間をかけてこれを繰り返す。現在のスタイルになって3年ほど。藤嶋健人(現・中日)が最上級生になった2015年秋ごろから取り入れ、設定時間などに若干の変化はあれど、時期を問わず続けてきた。逸材・藤嶋が卒業してからも東海地区王者の座をほぼ不動のものとしており、効果は大きそう。森田泰弘監督は「集中的にやることで考えながらできる。各メニューで意識すべきことがあるので、より強くそれを強調してやっていける」と意義を説く。



それぞれの練習のミソや注意点は後篇で詳述するが、練習量の確保と技術向上を実現してきた基本重視の“東邦スタイル”。主力組ではない“Bチーム”も、打撃メニューを室内練習場で行うこと以外、内容は同じだ。この4種目を一巡した後、全体でのシートノックや筋力トレーニングに移る。

今秋は試合形式の色彩をこれにプラスした。シート打撃も連日の練習に組み入れ、秋季大会中は平日夜も練習試合に臨んだ。「今のチームが勝てた要因の一つは、実戦形式によりゲームでの能力が上がったこと。従来、1月や2月はゲームから離れて基本練習やトレーニングにあててきたけど、この冬は実戦形式をゼロにせず、ある程度残しながらやっていきたい」と闘将は構想をブラッシュアップさせている。

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