5月20日に今年の全国高校野球選手権および、その代表校を決める地方大会の中止が決定となった。各地ではその代替となる大会の開催に向けて準備が進んでおり、7月1日には全国のトップを切って岩手大会が開幕となるが、果たして当事者である球児はどのような思いで現在野球に取り組んでいるのだろうか。そんな生の声を届けたいと思う。
今回は一昨年の東愛知大会で準優勝を果たすなど、激戦区愛知にあって近年目覚ましい成績を残している愛知県立西尾東高校だ。
みんないつも通り頑張っています!
永友「その日はたまたまグラウンドで自主練していて、みんなでスマホで会見を見ていました。まずは仕方ないことだと思いました。ただ愛知県はその後すぐに独自の大会をやると言っていたので、モチベーションは下げずに最後の大会まで頑張ろうと思いました」
――発表される数日前から中止じゃないかという報道も出ていましたけど、それを聞いて気持ちが揺れたりはしなかったですか?
越山「中止になるんじゃないかというのを聞いて、個人的にはザワザワはしていました(笑)。正直残念な気持ちが一番ですけど、その前にインターハイとか他の部活もないから仕方ないかなと。ただ愛知は大会があるというのを聞いて凄くありがたかったです」
――中止が決まった時に、みんなで話したりはしなかったですか?
永友「LINEで自分からみんなに、甲子園はなくなったけど、最後の大会まで頑張ろうというメッセージは送りました」
――中止が決まる前と決まった後でチームが変わったことはありますか?
白井「良い意味で変わらないですね(笑)。みんないつも通り頑張っていると思います」
石川拓「学校が始まった初日は、久しぶりに全員で練習できたので本当に楽しかったです」
永友「自分もその日の練習が終わった時に特にそう思いました」
――まだ試合はしてないですよね?早く試合したいですか?
越山「めっちゃ試合したいです」
石川歩「去年だったらこの時期は練習試合とかしていた時期なので、そういう意味では(自粛期間があったのは)悔しいですね」