食事による身体作りは継続が力になる!
主にファームの選手を担当し、各選手の体格や体質に合った食事や栄養の摂り方を指導しています。全選手に共通して話すのはバランス良く食べること。また体調維持、ケガ予防、リカバリーのためのサプリメントを推奨しています。スポーツでは栄養を摂取するタイミングが重要ですが、ファームの選手たちは常に忙しく、補食はもちろんプロテインを溶かして飲むのも難しい。だから試合後は吸収が速く、溶かさずに飲めるアミノ酸のサプリメントを用意しています。リカバリーには試合後30分以内にアミノ酸を、特に筋肉の分解を抑えて合成を促進するロイシンが高配合のものを摂るのが効果的。継続することで身体が変わるので、習慣化するのが理想です。また、身体を大きくしたいなら、自分の消費エネルギー量より多くエネルギーを摂取する必要があります。今年1軍で活躍した宗佑磨選手も食が細くて身体が大きくなりにくかったのですが、自分で食事を考え、補食も活用して増量し、スタメンに定着しました。
各選手が自分に必要な食品や栄養素を自分で判断し、自主的に摂れるようにするのが最終目標です。球児の皆さんも誰かに言われるがまま取り組むのではなく自分で考えて行動に移せば、強い選手になれると思います。
管理栄養士 河南こころさん
兵庫県出身。管理栄養士。大学の栄養学部を卒業後、ラグビートップリーグや男子バレーVプレミアリーグの所属チーム、女子フィギュアスケーター等のトップアスリートを食事面で支える管理栄養士として活動。2017年7月、オリックス専属の管理栄養士に就任。
管理栄養士・河南さん’s コンディショニングMEMO
【1】野球のための栄養摂取はタイミングが重要。【2】特定の栄養に頼らずバランス良くが理想。
【3】プロも球児も良質なサプリメント摂取はおすすめ!
自主的なコンディショニングに取り組む西勇輝投手。
十分な睡眠、アミノ酸などのサプリメント摂取を実践。
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