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【プロ野球選手のパフォーマンス術】鈴木翔太投手(中日ドラゴンズ)

2017.7.27

今シーズンドラフト1位の進化を発揮しつつある中日ドラゴンズの鈴木翔太投手

プロ4年目の今シーズン序盤で先発ローテーション入りを果たし、プロ初勝利を挙げるなど、その真価を発揮しつつある鈴木翔太投手。昨シーズン途中からさまざまな改革に取り組んでいるという鈴木投手に結果につながるコンディショニングについて、教えてもらいました。


トレーニング

自分に合ったトレーニングで結果が残せる身体作り

一軍で登板する機会が増えた今シーズンは一日一日が充実しています。昨シーズン途中で投球フォームを改造したことで、しっかり指に掛かった力強いストレートが投げられるようになりました。

同じ頃、高校時代に出会ったパワーラインというトレーニング法を復活させて、徐々に調子が上がっています。筋肉を奥から鍛え、重りを使わずにストレッチ感覚でできるのですが、ものすごくキツい。第三者が見たら驚く不思議な動きをします(笑)。プロ入りできた丈夫な身体はこれで作られたのかも。

高校では毎日野球漬け。夏場の練習は厳しかったけど、楽しかったですね。暑さに打ち勝つために、昔も今も寝るときはクーラーを消して、使うのは扇風機だけ。暑さに慣れることも大事です。それでも日中の太陽は容赦ないので、試合の日は熱中症対策に経口補水液を飲むといいと思います。

休養&身体のケア

身体をやわらかく保つことを絶えず意識する

ナイターで帰りが遅い日も必ずお風呂に入ります。練習後には血流が良くなる交代浴。球児にもおすすめなので、近所に水風呂がある温泉や銭湯があれば、試合がある日だけでも入って欲しいですね。

身体をやわらかくすることを常に意識するのも大切で、これはケガ防止につながります。練習前、練習後、入浴後の1日3回のストレッチを続けてみてください。身体が硬かった僕もずいぶん変わりましたよ。

また、睡眠は僕のリセットタイム。勝った日は勝利した気分を存分に楽しみ、負けたら寝るまで反省を繰り返す。寝て起きたらまた新しい一日です。

インタビューに答えてくれた中日ドラゴンズの鈴木翔太投手

食事&栄養

栄養の摂り方を変えて細胞レベルで自分を強くする

高1のときは身長180センチで体重58キロ。ガリガリでした。そこで好きな切り餅をお雑煮にして毎日最低20個食べ続けたら3カ月で体重が10キロ増えました。終盤はさすがにお餅を見てもテンションは上がりませんでしたが(笑)、飽きずに続けられましたし、お米よりも食べやすく、好きな食べ物で体重を増やす作戦は大成功でした。

今は管理栄養士さんが作る寮のご飯を食べていて、バイキング形式なのでメニューは自分で選びます。生野菜が苦手で昔は全然食べられなかったのですが、今は意識して野菜も摂っています。おかげで疲れ方が変わってきて、回復が早くなった。体重も増えていますよ。体重が1キロ増えると球速が1キロ伸びるといいますし、食事は重要ですね。

今年の春からは足りない栄養を補完するためにアミノ酸を飲み始めました。練習前・中・後と3種類のアミノ酸を飲み、試合中にはゼリー状のものを摂っています。プロになり、身体に対する意識が変わりました。ケガしたら何もできないですし、自分の身体が第一。チームメイトを観察したり、トレーナーさんに相談したりして、筋肉増強や疲労回復に効果的なアミノ酸を摂取しています。身体の内側から変えていくので時間はかかるかもしれませんが、これだけやっているから必ず良くなると前向きに捉えています。さらに強い身体を作り、今年初めに掲げた最低5勝をクリアして、チームに貢献したいです。(取材・文=江原裕子 写真=小沢朋範)

鈴木翔太

1995年6月16日生まれ。静岡県浜松市出身。聖隷クリストファー高2年夏の県大会で同校を初の4強に導く活躍を見せ、バランスの良い投球フォームが高く評価されて、2013年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。同校初のプロ野球選手に。入団3年目の昨シーズン途中でさまざまな改革に着手、4年目となる2017年はシーズン序盤で先発ローテーション入りし、プロ初勝利を挙げるなど、その才能が開花しつつある。

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