カラダづくり

今日から実践できる“リアル食べさせテク”満載!食が細い子でも成功する食トレ1Day/7Rules

2022.2.9

昨年タイムリーWEBで行った食トレアンケート(https://timely-web.jp/article/4338/)によると、球児のママの食事に関するお悩み第1位が「子どもの食が細い」だということが判明! 48.4%、実に半数近くのママがそう回答してくれた。せっかく栄養バランスを考えて食事をつくってみても、食べてくれなきゃ意味がない。確かに食が細い球児の食トレって悩ましい……。ということで、今回は食が細い球児を持つママさんたちに取材し、普段やっている、あるいは効果があった“食べてもらう工夫”を大公開! 100%理想の食トレではないけれど、誰にでも取り入れやすいリアルテクばかり。1日の流れで紹介するので、ぜひ参考にしてみて!


食が細い球児が覚えておきたい7つのルール

朝を制する者は、勝負を制する!

まず、勝負は早朝から始まっていることを知っていただきたい。起きてすぐは食欲が沸かないものだし、食が細い子は食べるのに時間がかかる傾向がある。出発時間から逆算して少なくとも1時間前に起床していることは、食が細い子が朝食をとるための物理的なアプローチなのだ。

朝練や練習試合などで球児の朝は早いから、起床を前倒しすると起きるのが夜明け前ということもあるだろう。「もう少し寝かしてあげたい……」と思う親心も分かるが、そこは心を鬼にして、出発時刻の1時間前に叩き起こすことを習慣づけよう。

「疲れてるんだ、ギリギリまで寝させてよ」と言い訳する子には、前夜の過ごし方を見直しさせる。睡眠時間を確保するためいかに早く寝るかを工夫させるべきだ。宿題も動画を見たり漫画を読んだりするのも、全部丸ごと朝にやるのもいいだろう。


基本セットは「ご飯+汁」。いろいろやらなくていい

旅館の朝食のようにたくさんのおかずをズラリと並べると、食いしん坊は喜ぶが、食が細い子には逆効果の場合がある。「朝からこんなに食べられないよ」と萎縮してしまい、食欲減退につながるのだ。朝はサラサラと食が進みやすい「ご飯+汁」を基本のセットにして、「具」で栄養バランスを調整するのがオススメ。

まずご飯は丼に。写真はそぼろ丼だが、牛丼でもしらす丼でもいいし、ビビンバなんていう手もある。もっとシンプルに考えれば昨晩のおかずの残りをご飯の上に乗せるだけで十分に丼なのである。

汁はさらにカンタン。いつもの味噌汁に冷蔵庫の残りものをいろいろと入れてしまえばいいのだ。具の種類が多ければ多いほうが栄養バランスが整うから、実験気分でアレコレとやってみよう。意外にも味噌が全てを包み込んでくれる。もちろんコンソメや中華風など、出汁を変えればバリエーションも広がる。そしてこの朝食スタイル、準備がラクというのが最大のメリットである。


エネルギー不足だけでなく水分不足にも注意!

さあ、練習がスタートだ! アップから始まり、キャッチボール、バッティング練習、ノックとテンポよく進んでいく。冬だけどもう汗びっしょり。すかさずベンチに持ち込んだ水筒に手を伸ばす。食が細い子は特に、水分補給を意識的に行う必要があるのだ。

意外と知られていないことだが人間は1日に約1リットルもの水分を食べ物から摂取している。だから食が細い球児は、そうでない子に比べて知らず知らずのうちに水分不足に陥りやすい傾向があるのだ。熱中症を避けるため、食が細い子は特にこまめに水分補給をする習慣をつけさせよう。大量の汗をかく夏場はもちろんのこと、冬場も運動中は汗をかくうえ、暖房などで乾燥が進むのでこまめな水分補給は必須だ。

ちなみに、今回撮影に伺った市川シニアのみんなは、各自1.5〜2Lの大きい水筒に冷たい飲み物を入れて練習の合間に飲み、それとは別にもう1つ、0.5Lの水筒も持参していた。そちらには、温かい飲み物を入れて休憩時間に飲んで体を温めていた。


実は苦労している食ほそ球児。寄り添い系のお弁当でエール!

巨大タッパーに白米がぎっしり敷き詰められた「タッパー弁当」。野球部の代名詞的存在だが、食ほそボーイには禁忌である。パッと見て「食べるの無理」と判断し閉店ガラガラ。食欲という名のシャッターが降りてしまうかもしれない。食が細い子のお弁当は、気合系ではなく寄り添い系の雰囲気で。量が足りない時は、空いた時間に食べられるよう補食を多めに持参するのがいい。

ちなみに野球部のランチタイムは意外と時間が短い。特に1年生なんて先輩が戻ってくる前に午後の準備をしたりするから、気もそぞろにかきこむのが常套。そんな状況の中で、頑張って食べているのだということは理解してあげたい。

大事なのは「食べやすさ」。一口でほうばれる小さめのおにぎりや手でつまめる豚肉巻きや卵焼きなど物理的な食べやすさもあるし、好物が入っていたり、食が進みやすい汁物や麺類だったり、冬場の温かいもの(や夏場の冷たいもの)など心理的な食べやすさもある。「麺類が好き」「ご飯が冷たいとげんなりする」という食ほそボーイの意見は結構多いので、保温性のあるお弁当箱や、汁物を運ぶのに便利な真空断熱スープジャーを1つは用意しておくといいだろう。


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