企画

【頑張れ東海！】21世紀東海の甲子園ベストナイン＆最強高校！

2018.8.2

中京大中京（愛知）、県岐阜商（岐阜）、三重（三重）、静岡（静岡）といった古豪が揃う東海地区。近年は常葉菊川（静岡）、大垣日大（岐阜）といったチームも安定した結果を残しているが、古豪がいまだに健在と言う印象が強い。そんな東海地区の21世紀ベストナイン、最強チームを選出した。

東海地方の21世紀甲子園ベストナイン

■投手：
田中健二朗（DeNA／常葉菊川・静岡・2007年）

■捕手：
堀内謙伍（東北楽天／静岡・静岡・2014年・2015年）

■一塁手：
堂林翔太（広島／中京大中京・愛知・2009年）

■二塁手：
町田友潤（元ヤマハ／常葉菊川・静岡・2007年・2008年）

■三塁手：
河合完治（トヨタ自動車／中京大中京・愛知・2009年）

■遊撃手：
宇都宮東真（元東海理化／三重・三重・2013年・2014年）

■外野手：
長野勇斗（青山学院大／三重・三重・2013年・2014年）

■外野手：
鈴木将平（埼玉西武／静岡・静岡・2014年・2015年）

■外野手：
伊藤慎吾（元三菱日立パワーシステムズ／常葉菊川・静岡・2007年・2008年）

最も多かったのが静岡勢の5人。田中のピッチング、町田の守備、鈴木の走攻守などはいずれも全国レベルに相応しいものだった。堂林はエースだったが、明らかにバッティングで目立ったため一塁手として選出。決勝戦で放ったホームランはインパクト大だった。三重のリードオフマンとして活躍した長野は今年大学4年生。青山学院大でも中軸として活躍している。

東海地方の21世紀最強チーム

中京大中京（愛知・2009年）

2007年ベスト4、2008年準優勝の常葉菊川も強いチームだったが、やはり優勝チームということで2009年の中京大中京を選出。河合、堂林を中心とした強力打線は戦うごとに凄みを増していき、準決勝、決勝ではいずれも二桁得点を叩き出して頂点を掴んだ。決勝戦で日本文理（新潟）の猛攻であと一歩まで追い上げられたシーンも印象深い。

21世紀の東海地方の戦績（勝率順）

・通算：56勝68敗（勝率.452）
・愛知：18勝17敗（勝率.514）最高成績：優勝・中京大中京（2009年）
・静岡：17勝17敗（勝率.500）最高成績：準優勝・常葉菊川（2008年）
・岐阜：11勝17敗（勝率.393）最高成績：ベスト4・県岐阜商（2009年）
・三重：10勝17敗（勝率.370）最高成績：準優勝・三重（2014年）

まとめ

勝率で見ると愛知と静岡がかろうじて5割以上で岐阜と三重は負け越している。しかし三重高が2014年に準優勝と近年結果を残している。岐阜も秀岳館で一時代を築いた鍛治舎巧氏が県岐阜商の監督に就任し強化を図っている。他にも新しい勢力が出てくることを期待したい。2009年の中京大中京以来の優勝はどこが果たすのか。頑張れ、東海の球児！

（記事・データ：西尾典文）