以前は千葉、神奈川がリードしている印象の強い関東地区(東京を除く)だが近年は北関東勢の躍進が目立つ。21世紀に入ってから茨城、栃木、群馬の三県は全て優勝校を輩出している。今年春の関東大会でも健大高崎(群馬)が優勝し、その勢いを見せている。その他の県も勝率5割を下回っているのは山梨だけであり、レベルの高さはやはり全国でも上位だ。
関東地区(東京除く)の21世紀甲子園ベストナイン
■投手:
今井達也(埼玉西武/作新学院・栃木・2016年)
■捕手:
内田靖人(東北楽天/常総学院・茨城・2012年・2013年)
■一塁手:
筒香嘉智(DeNA/横浜・神奈川・2008年)
■二塁手:
松本幸一郎(東芝/横浜・神奈川・2006年・2008年)
■三塁手:
仲沢広基(元東北楽天/東海大甲府・山梨・2003年・2004年)
■遊撃手:
坂克彦(元阪神/常総学院・茨城・2001年・2002年・2003年)
■外野手:
大崎雄太朗(元西武/常総学院・茨城・2001年・2002年)
■外野手:
丸山和郁(明治大/前橋育英・群馬・2016年・2017年)
■外野手:
西川愛也(埼玉西武/花咲徳栄・埼玉・2016年・2017年)
関東地区の21世紀最強チーム
作新学院(栃木・2016年)21世紀の関東地区の戦績(勝率順)
・通算:150勝117敗(勝率.562)・神奈川:33勝17敗(勝率.660)最高成績:優勝・東海大相模(2015年)
・群馬:24勝16敗(勝率.600)最高成績:優勝・前橋育英(2013年)
・栃木:20勝16敗(勝率.556)最高成績:優勝・作新学院(2016年)
・千葉:21勝18敗(勝率.538)最高成績:ベスト4・千葉経大付(2004年)・成田(2010年)
・埼玉:19勝17敗(勝率.528)最高成績:優勝・花咲徳栄(2017年)
・茨城:17勝16敗(勝率.515)最高成績:優勝・常総学院(2003年)
・山梨:16勝17敗(勝率.485)最高成績:ベスト4・東海大甲府(2004年・2012年)
まとめ
過去5年間で関東地区の代表校が4校優勝しており、どの代表校が出てもコンスタントに勝ち進んでいる印象が強い。かつての強豪県の千葉、そして関東で唯一優勝経験のない山梨も優勝には届いていないが、力のあるチームが揃っている。また常連校以外にも新たな勢力が出てくることにも期待したい。頑張れ、関東の球児!!
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