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【頑張れ関東!】21世紀の甲子園ベストナイン&最強高校!

2018.7.25

以前は千葉、神奈川がリードしている印象の強い関東地区(東京を除く)だが近年は北関東勢の躍進が目立つ。21世紀に入ってから茨城、栃木、群馬の三県は全て優勝校を輩出している。今年春の関東大会でも健大高崎(群馬)が優勝し、その勢いを見せている。その他の県も勝率5割を下回っているのは山梨だけであり、レベルの高さはやはり全国でも上位だ。



関東地区(東京除く)の21世紀甲子園ベストナイン




■投手:
今井達也
(埼玉西武/作新学院・栃木・2016年)

■捕手:
内田靖人
(東北楽天/常総学院・茨城・2012年・2013年)

■一塁手:
筒香嘉智
(DeNA/横浜・神奈川・2008年)

■二塁手:
松本幸一郎
(東芝/横浜・神奈川・2006年・2008年)

■三塁手:
仲沢広基
(元東北楽天/東海大甲府・山梨・2003年・2004年)

■遊撃手:
坂克彦
(元阪神/常総学院・茨城・2001年・2002年・2003年)

■外野手:
大崎雄太朗
(元西武/常総学院・茨城・2001年・2002年)

■外野手:
丸山和郁
(明治大/前橋育英・群馬・2016年・2017年)

■外野手:
西川愛也
(埼玉西武/花咲徳栄・埼玉・2016年・2017年)

数多くの優勝投手、また1試合22奪三振の大会記録をマークした松井裕樹(桐光学園→東北楽天)なども候補となったが、安定感、インパクトともに抜けていた今井を選出した。野手は常総学院が最多の3名。内田はプロで内野手に転向し、今年ブレイクの兆しが見られる。強打者タイプだけでなく俊足のリードオフマンも取り揃えており、チームを組んだとしてもバランスの良い布陣となった。

関東地区の21世紀最強チーム

作新学院(栃木・2016年)

21世紀だけで5校の優勝校を輩出している関東地区だが、その中でも安定感で2016年の作新学院を最強チームとした。リードを許したのは決勝だけで、それも1点だけ。エースの今井達也(埼玉西武)以外にも入江大生(明治大)、宇賀神陸玖(富士大)の二人の力のある投手が控え、打線も山本拳輝(東洋大)、入江、小林虎太郎(日本体育大)を中心に得点力が高く、危なげなく優勝を勝ち取った印象だ。

21世紀の関東地区の戦績(勝率順)

・通算:150勝117敗(勝率.562)

神奈川:33勝17敗(勝率.660)最高成績:優勝・東海大相模(2015年)

群馬:24勝16敗(勝率.600)最高成績:優勝・前橋育英(2013年)

栃木:20勝16敗(勝率.556)最高成績:優勝・作新学院(2016年)

千葉:21勝18敗(勝率.538)最高成績:ベスト4・千葉経大付(2004年)・成田(2010年)

埼玉:19勝17敗(勝率.528)最高成績:優勝・花咲徳栄(2017年)

茨城:17勝16敗(勝率.515)最高成績:優勝・常総学院(2003年)

山梨:16勝17敗(勝率.485)最高成績:ベスト4・東海大甲府(2004年・2012年)

まとめ

過去5年間で関東地区の代表校が4校優勝しており、どの代表校が出てもコンスタントに勝ち進んでいる印象が強い。かつての強豪県の千葉、そして関東で唯一優勝経験のない山梨も優勝には届いていないが、力のあるチームが揃っている。また常連校以外にも新たな勢力が出てくることにも期待したい。

頑張れ、関東の球児!!
(記事:西尾典文)


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