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【頑張れ中国地方!】21世紀の甲子園ベストナイン&最強高校!

2018.7.31

昨年は広陵(広島)が決勝進出を果たした中国地方。それ以外は全国的なレベルの強豪という意味では見当たらないが、意外なチームが上位進出するいわゆる“ダークホース”として存在感を示している高校は少なくない。そんな中国地区の21世紀ベストナイン、最強高校を選出した。



中国地方の21世紀甲子園ベストナイン




■投手:
野村祐輔
(広島/広陵・広島・2007年)

■捕手:
中村奨成
(広島/広陵・広島・2017年)

■一塁手:
白根尚貴
(DeNA/開星・島根・2010年・2011年)

■二塁手:
上本博紀
(阪神/広陵・広島・2002年・2003年)

■三塁手:
渡辺雄貴
(元DeNA/関西・岡山・2011年)

■遊撃手:
上本崇司
(広島/広陵・広島・2007年・2008年)

■外野手:
上田剛史(ヤクルト/関西・岡山・2005年・2006年)

■外野手:
櫟浦大亮
(元愛媛マンダリンパイレーツ/広陵・広島・2007年)

■外野手:
高田誠也
(東海大/広陵・広島・2017年)

2度の準優勝を果たしている広陵から6人が選出となった。投手は他にも好投手はいたが、安定感では野村が頭一つ抜けていた印象だ。捕手の中村は文句なし。攻守に渡る活躍は見事だった。白根はエースだったが優勝した日大三から4安打を放った打撃からファーストで選出した。鳥取、山口からは選出なし。今後の名選手輩出に期待したい。

中国地方の21世紀最強チーム

広陵(広島・2007年)

昨年のチームも強かったが、優勝まであと一歩に迫ったという意味では2007年のチームを推したい。野村、小林誠司(現巨人)のバッテリーを中心に攻守にバランスがとれており、接戦をしっかりものにする勝負強さもあった。『がばい旋風』に飲み込まれなければ、広陵、広島の高校野球の歴史も変わっていただろう。

21世紀の中国地方の戦績(勝率順)

・通算:57勝85敗(勝率.401)
広島:22勝17敗(勝率.564)最高成績:準優勝・広陵(2007年・2017年)
岡山:12勝17敗(勝率.414)最高成績:ベスト4・関西(2011年)
山口:11勝17敗(勝率.393)最高成績:ベスト4・岩国(2003年)、宇部商(2005年)
島根:9勝17敗(勝率.346)最高成績:ベスト4・江の川(2003年)
鳥取:3勝17敗(勝率.150)最高成績:3回戦・八頭(2014年)

まとめ

勝ち越しているのは広島だけで、地区全体の勝率は最下位。決勝に進出したのも広陵だけという少し寂しい結果となっている。しかし昨年は下関国際(山口)、おかやま山陽(岡山)など新しい勢力が出てきていることはプラス要因だ。更なる活性化が進み、全国レベルのチームが出てくることを期待したい。
頑張れ、中国地区の球児!

(記事・データ:西尾典文)

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