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【頑張れ東北!】21世紀の甲子園ベストナイン&最強高校!

2018.8.1

東北の悲願と言われる「大旗の白河越え」。駒大苫小牧(南北海道)によって津軽海峡越え先に達成され、いまだに東北地区の優勝は果たせていない。しかし近年の活躍は目を見張るものがあり、数々の名選手も輩出している。そんな東北地区の21世紀のベストナイン、最強チームを選出した。



東北地方の21世紀甲子園ベストナイン




■投手:
ダルビッシュ有
(シカゴカブス/東北・宮城・2003年・2004年)

■捕手:
田村龍弘
(千葉ロッテ・光星学院・青森・2011年・2012年)

■一塁手:
園部聡
(オリックス/聖光学院・福島・2012年・2013年)

■二塁手:
渡辺侑也
(鷺宮製作所/聖光学院・福島・2007年)

■三塁手:
猿川拓朗
(日立製作所/花巻東・岩手・2009年)

■遊撃手:
北條史也
(阪神/光星学院・青森・2011年・2012年)

■外野手:
上林誠知(ソフトバンク/仙台育英・宮城・2012年・2013年)

■外野手:
川上竜平
(元ヤクルト/光星学院・青森・2011年)

■外野手:
千葉翔太
(九州三菱自動車/花巻東・岩手・2013年)

投手は菊池雄星(花巻東→西武)と迷ったが、高校生離れしたピッチングを見せたダルビッシュを選出した。野手で文句なしは田村、北條の二人。三季連続甲子園準優勝の中心で、攻守とも見事な活躍だった。インパクトという意味では千葉も忘れられない。カットだけでなく振り抜いた時のパンチ力も印象深い。

東北地方の21世紀最強チーム

光星学院(青森・2012年)

前年夏の甲子園でも準優勝を果たし、秋の東北大会も制覇。田村龍弘(ロッテ)、北條史也(阪神)という二人の超高校級打者と金沢湧紀(元三菱重工神戸)、城間竜平(パナソニック)の安定した二枚の投手を擁し、全国制覇を狙えるメンバーが揃うチームだった。ただそれに立ちはだかったのは藤浪晋太郎(阪神)擁する大阪桐蔭。春、夏の甲子園でいずれも決勝で惜敗し、またしても東北の悲願は成らなかった。それでも3季連続甲子園準優勝は快挙であることは間違いないだろう。

21世紀の東北地方の戦績(勝率順)

・通算:109勝102敗(勝率.517)
・宮城:30勝17敗(勝率.638)最高成績:準優勝・東北(2003年)・仙台育英(2015年)
・青森:27勝17敗(勝率.614)最高成績:準優勝・光星学院(2011年・2012年)
・福島:19勝17敗(勝率.528)最高成績:ベスト8・聖光学院(2008年・2010年・2014年・2016年)
・岩手:16勝17敗(勝率.485)最高成績:ベスト4・花巻東(2009年・2013年)
・山形:12勝17敗(勝率.414)最高成績:ベスト4・日大山形(2013年)
・秋田:5勝17敗(勝率.227)最高成績:ベスト8・秋田商(2015年)

まとめ

21世紀に入り、4度の夏の甲子園準優勝を果たしているように、高校野球後進地域というイメージは完全に払拭された。ダルビッシュ有(カブス)、大谷翔平(エンゼルス)など大物メジャー・リーガーも輩出している。大旗の白河超えはあと一歩だ。頑張れ、東北の球児!!
(記事・データ:西尾典文)

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