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【頑張れ北信越!】21世紀 北信越の甲子園ベストナイン&最強高校!

2018.8.3

かつては出場しても勝てないイメージの強かった新潟が近年コンスタントに勝ち上がっており、石川は星稜、福井は敦賀気比など全国でも上位のレベルを誇るチームが出てきている。またプロにも投手を多く輩出しており、選手のレベルは決して低くはない。そんな北信越地区の21世紀ベストナイン、最強チームを選出した。



北信越地方の21世紀甲子園ベストナイン




■投手:
釜田佳直
(東北楽天/金沢・石川・2011年)

■捕手:
中村悠平(東京ヤクルト/福井商・福井・2007年・2008年)

■一塁手:
行田篤史
(元三菱自動車岡崎/遊学館・石川・2002年)

■二塁手:
桜吉宏樹(バイタルネット/金沢・石川・2011年)

■三塁手:
篠原涼(筑波大/敦賀気比・福井・2014年・2015年)

■遊撃手:
高橋隼之介(元明治大/日本文理・新潟・2009年)

■外野手:
星兼太
(東洋大/日本文理・新潟・2013年・2014年)

■外野手:
鈴木将光
(元広島/遊学館・石川・2004年・2005年)

■外野手:
天谷宗一郎
(広島/福井商・福井・2000年・2001年)

投手は他にも平沼翔太(敦賀気比→北海道日本ハム)、岩下大輝(星稜→千葉ロッテ)など好投手が多かったが、ボールの迫力で釜田を選出。捕手の中村はすっかりヤクルトの正捕手に定着した。他のポジションでは俊足巧打の打者が多い印象。プロに進んだ選手は多くはないが、天谷はベテランとして今でも広島でプレーを続けている。現役大学生の篠原、星には更なる飛躍に期待だ。

北信越地方の21世紀最強チーム

敦賀気比(福井・2014年)

2009年準優勝の日本文理を抑えて選出。5試合で58得点を奪った打線は間違いなく大会でもナンバーワンの迫力だった。準決勝ではエース平沼のクセを見破られて大阪桐蔭に敗れたものの、それでも最後まで食らいつき王者を追い詰めた。ちなみに翌年春の選抜では大阪桐蔭にリベンジを果たし、福井県に初の甲子園優勝をもたらしている。

21世紀の北信越地方の戦績(勝率順)

・通算:61勝85敗(勝率.418)
・石川:15勝17敗(勝率.469)最高成績:ベスト8・遊学館(2002年)
・福井:15勝17敗(勝率.469)最高成績:ベスト4・敦賀気比(2014年)
・新潟:14勝17敗(勝率.452)最高成績:準優勝・日本文理(2009年)
・富山:9勝17敗(勝率.346)最高成績:ベスト8・富山第一(2013年)
・長野:8勝17敗(勝率.320)最高成績:3回戦・塚原青雲(2001年)、佐久長聖(2002年)、長野日大(2009年)

まとめ

勝率は全県で5割を下回っており、長野と富山は3割台と厳しい戦いが続いている。しかし日本文理の準優勝、敦賀気比のベスト4など躍進しているチームも少なくない。夏の優勝は第14回大会の松本商(長野)以来遠ざかっているが、近い将来成し遂げるチームが出てきてもおかしくないだろう。頑張れ、北信越の球児!
(記事・データ:西尾典文)

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