高校野球やバスケなどの応援歌としてSNSで今話題の「ダイナミック琉球～応援バージョン～」を歌う成底ゆう子さんに、自身の曲が応援に使われている球児へのエールを聞きました。
歌手 成底ゆう子さん
感謝を忘れず、今しかできない青春をたのしんで！
Q:ダイナミック琉球が野球やバスケの応援に使われていると初めて知ったときはどういう心境でしたか？
「最初は甲子園の応援でダイナミック琉球が使われていると聞いて、ピンとこなかったのが正直なところなんです。“がんばれ”とか“応援しています”という歌詞もないですし、どちらかというと本当なの？と不思議な気持ちでした」
Q:でも実際に、仙台育英高校や花巻東高校などの応援がSNSを中心に話題になったんですよね。
「そうですね。歌から始まる応援歌って今まであまりないかなと思いますし、サビではなくて冒頭のソロパートが使われているところは、若い高校生の感性って新鮮で面白いなと思いました。曲名に琉球と入っているのにも関わらず使ってくれて、それぞれの地域に合わせて歌詞をアレンジしたり、たくさんの高校がこの曲でつながることも嬉しいですね。実際に曲を使ってくれた学校からお礼のお手紙をいただいたこともありました」
Q:生観戦された今年のセンバツでは、実際にダイナミック琉球の応援を聞いていかがでしたか？
「この曲を一生懸命に練習したのかと思うと、親心なのか胸が熱くなりました。
元々バスケの試合のハーフタイムに両チームがこの曲で応援合戦になった動画が、SNSで広まるキッカケの一つだったんですけど、甲子園でも乙訓対おかやま山陽の試合で、両チームがイニングの表裏にそれぞれ歌ってくれて、鳥肌が立ちました。甲子園にダイナミック琉球が響くなんて、初めて歌ったころには全く想像すらしていなかったので感動しました」
Q:成底さんは球児たちと同じように応援される側に共感することが多いですか？
「野球観戦は好きなので、応援する方も楽しさもわかりますし、歌手としてファンの方の応援がどれだけ力になるかも知っているので、される側の気持ちもとても分かります。なので、誰かを応援するためにこの曲が使われていることは本当に光栄ですし、できれば勝ち歌として使ってほしいですね」
Q:応援する高校生のために、冒頭のソロパートを上手く歌いあげるコツを教えてください！
「アドバイスしようと思っていたのですが、本当にみんな上手で言うことなしです（笑）。この歌は上手でも下手でも気持ちよく堂々と歌えば、盛り上がる曲だと思いますよ。
それに、Twitter募集しているダイナミック琉球の動画投稿キャンペーンで、私を超える逸材に出会えるのを楽しみにしています！」
※キャンペーンの詳細はこちら
Q:最後に100回記念大会を目指して戦う現役球児にエールをお願いします。
「勝ち進んで甲子園に立つということは、いろんな人の涙や汗、応援や支えがあってこそだと思うので、その人たちへの感謝の気持ちを忘れずに精一杯悔いの残らない試合をしてほしいなと思います。
また高校を卒業して社会に出ても、この3年間はいろんな人に支えてもらったという想いをずっと持ち続けてほしいですね」
