「ＫＡＮＴＯ ＪＵＮＫＯ ＳＵＭＭＥＲ ＣＨＡＬＬＥＮＧＥ ＣＵＰ」最終日は決勝が行われ、日本大学が７－４で早稲田大を下し優勝しました。３位決定戦は５－４で中央大が明治大に勝ちました。今大会は中止となった全国大会の代替大会として関東連盟が特別開催したトーナメント戦。閉会式では優勝杯授与、最優秀選手、ベストナインの発表もあり、４日間の熱戦が幕を閉じました。
「関東準硬サマーチャレンジカップ」レポートＦＩＬＥ（９）
３位決定戦（28日・上柚木）中央大５－４明治大
戦評
中央大が足技をからめ、相手より３本少ない４安打で逆転勝ちした。２回裏、２死一、三塁。２球目で走者が重盗を決め同点。なお２死満塁から３番山口雄大（４年・佐賀商）の右前二塁打で２点が入った。今大会初登板の石井竜也（１年・浦和学院）が３失点するも、２番手近野佑樹（２年・浦和学院）が６回を１失点に抑え反撃を許さなかった。明治大は２回に原晟也（３年・彦根東）が同点打を打ち、９回裏にも１点差まで詰め寄るがあと１歩だった。
中央大・石井竜也（投手・１年・浦和学院）
「公式戦初登板でしたが、４年生のために絶対抑えてやろうと思った。先輩が守ってくれるので、自分の出せる力を出すことだけを考えて投げていました」
中央大・山口雄大（左翼手・４年・佐賀商）
「前回の守備の乱れが改善されて、今回は勝利することができた。自分が入ってから３位決定戦で勝ったのは初めて。リリーフの近野がいいテンポで投げてくれたので打線も乗って行けました。自分は“なんちゃって３安打”でしたがこの流れを秋のリーグ戦で生かしたい」
中央大・近野佑樹（投手・２年・浦和学院）
「３位決定戦は春の関東大会でも経験し、その時は敗北してしまったので３位を確実に取りに行くという気持ちで投げました。高校からの後輩の（先発）石井があそこまで粘っていいピッチングをしてくれたので、この試合は絶対に勝ち取るという意識で投げました」
明治大・城島丈（捕手・３年・明大中野八王子）
「（初スタメンで２回に勝ち越しスクイズ）明治には武田眞さんという絶対的なレギュラーがいたので、今日は自分ができる役割をしっかり果たそうと思いました。自分は守備を武器にしているので、スローイングやストッピングを意識して練習してきました」
明治大・辻義大（一塁手・４年・長崎商）
「自分たちは先頭打者を出すことができず、ピッチャー陣は先頭に四球を出してしまうなどなかなかうまくいかないところがあり、それが２回に出てその失点が最後まで響いたと反省しています」
(写真・取材／樫本ゆき 協力／関東地区準硬式野球連盟学連理事)
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