「KANTO JUNKO SUMMER CHALLENGE CUP」第2日目は準々決勝4試合が行われました。4強に残ったのは早稲田大、中央大、日本大、明治大という全国大会の常連校に。準々決勝、日本大学vs国学院大学のレポートをお届けします。
「関東準硬サマーチャレンジカップ」レポートFILE(6)
準々決勝(25日・ダイワハウススタジアム八王子)日本大6-2国学院大
戦評
日本大が13安打6得点と打線がつながり、国学院大を振り切った。試合は1回、国学院大が足を絡めた攻撃とスクイズで1点を先制する。日本大は序盤からチャンスを作るも3回までは無得点に抑えられていたが、4回に福村厳輝(3年・磐田南)のタイムリーツーベースで同点に追いつくと、キャプテンの石田崇人(4年・日大東北)の犠牲フライで逆転に成功。5回には3安打、9回にも4安打を集中して更に追加点を奪い、国学院大を突き放した。投げては山﨑章雄(4年・日大鶴ケ丘)、江越直胤(4年・長崎日大)の継投で国学院大打線を2点に抑え込んだ。


日本大・中島秀馬選手(三塁手・2年・日大二)
チームからヒーローに選ばれたのは公式戦初出場となった中島秀馬。「試合前はめちゃくちゃ緊張しました」と言うものの、5打席で4度出塁し、2安打1打点とチームの勝利に大きく貢献した。前日に4番を打つ上野純貴(指名打者・4年・大垣日大)に、体の近くからバットを出すようにアドバイスを受けたことが奏功したと話してくれた。逆転の犠牲フライを放ったキャプテンの石田崇人(二塁手・4年・日大東北)、先発で8回途中まで投げて2失点としっかり試合を作った山﨑章雄(投手・4年・日大鶴ケ丘)と4年生の活躍も光った。「4年生全員が揃うのはこの大会が最後なので必ず優勝したい」と石田。主力の4年生と新戦力の下級生の融合で優勝を狙う。
国学院大・佐藤龍生主将(二塁手・3年・国学院栃木)
1回に鮮やかな先制点を奪ったが、その立役者は1番を打つキャプテンの佐藤だ。追い込まれてから粘りを見せて7球目をセンター前に運ぶとすかさず盗塁を決め、進塁打とスクイズで先制のホームを踏んだ。しかしその後は打線が沈黙して敗戦。佐藤は「1回のような攻撃でどんどんしかけていくうちの野球が2回以降はさせてもらえなかった。上手く低めのボール球を使われました」と悔しい表情を滲ませた。この日は後攻となったが、普段から先攻を選ぶことが多く、積極的な攻撃が持ち味のチームだというが、相手投手の投球術にはまった格好だ。国学院大は全員が3年秋で引退となり、今大会も4年生は出場していない。最後の大会になる秋のリーグ戦に向けて、目指す攻撃的な野球に更に磨きをかけて臨みたいと話した。
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