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【2019甲子園】大会第12日 注目ポイント

2019.8.17

「第101回 全国高校野球選手権記念大会」大会12日目の注目ポイントを、おなじみの野球ライター西尾典文さんが紹介!


大会第12日の注目ポイント!

【対戦カード】
明石商(兵庫)vs 八戸学院光星(青森)
中京学院大中京(岐阜)vs 作新学院(栃木)
星稜(石川)vs 仙台育英(宮城)
履正社(大阪)vs 関東一(東東京)

3回戦で延長14回を投げぬいた奥川恭伸(星稜)は先発回避が濃厚。可能性があるとすればリリーフでの登板だが、奥川の将来を考えても準決勝以降を考えても他の投手で乗り切りたいところだ。2回戦で好投を見せた荻原吟哉がまずしっかり試合を作れるかがポイントとなるだろう。
対する仙台育英は奥川を使わせないように早めにリードを奪って得意の継投で逃げ切るパターンに持ち込みたい。
選手では二人の野手を挙げたい。打撃で注目したいのが井上広大(履正社)だ。ここまで3試合で13打数6安打2本塁打7打点と4番に相応しい活躍を見せている。ホームランはいずれも変化球をとらえたものであり、パワーだけでなく技術的な高さがあるのが長所。変化球を呼び込みながら、速いストレートにもしっかり対応する打ち方ができている。小さい動きでゆったりとタイミングをとる打ち方は現役の球児にも参考になる部分が大きいだろう。

一方、守備ではショートの石井巧(作新学院)に注目だ。軽快なフットワークと速くて正確なスローイングはもちろんだが、とにかく球際が強い。最後までボールにしっかり食らいついてなんとしてでも処理するという姿勢は見習うところが多いだろう。(西尾典文)



第1試合で高岡商と対戦する履正社の主砲・井上 広大選手


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