トレーニング

【自宅で簡単トレーニング!】肩甲骨&胸郭 連動トレーニング スペシャル

2020.6.8

分散登校などでまだ全体練習が始まっていないチームも多い状況とのこと。そんな高校球児のために、Timely!WEB、Timely!本誌でもおなじみの塚原謙太郎トレーナーが、自宅で簡単にできるトレーニングを紹介する“おやつドリル”。デイリースポーツの紙面でも紹介され、大きな反響を呼んでいます。今回は『肩甲骨&胸郭 連動トレーニング スペシャル』です。


第6回 肩甲骨&胸郭 連動トレーニング スペシャル



前回の肩回りに続いて、今回は胸郭との連動を扱ったメニューになります。
まず両手の手の平を横に向けます。そこから頭の上で手の平を合わせる、そしてまた体の横に戻す、という動きを繰り返します。この時にポイントとなるのが重心の動かし方。右利きの人は左足を、左利きの人は右足を軽く前に出して、縦に足を開きます。そして手の平を頭の上で合わせる時は重心を後ろに、そこから手の平を体の横に戻す時には重心を前に動かします。そうすることで重心が前に動いたときに胸郭が開き、この部分のトレーニングとなります。回数は一度のトレーニングで15回程度が目安になります。

次に両手の手の甲を外に向けて体の横にします。そして今度は頭の上に両手を持って行った時に手の甲同士を合わせるようにして動かします。重心の動かし方は先ほどの動きと同様で、手を上にした時に後ろに下げ、戻す時に前に動かします。そうすることで今度は肩甲骨周りのトレーニングになります。こちらも一度のトレーニングで15回程度やってみましょう。

次にもうひとつ肩甲骨周りのトレーニングです。まず両手の手の平を上に向けて、肘を体の少し前に持ってきます。足は先ほどの同様にステップする側の足(右利きの人は左足を、左利きの人は右足)を前に出します。そこから肘を固定して手を体の前で開く動きと閉じる動きを繰り返します。重心は閉じるときに後ろ、開くときに前に動かかします。そうすることで肩甲骨を動かすトレーニングになります。次に今度は肘を固定せずに、体の後ろに大きく引いて同じような動きを繰り返します。これでより肩甲骨が大きく動くトレーニングとなります。慣れてきたら両手に重りを持って負荷をかけてやってみることもおすすめです。

最後に肩関節を安定させている筋肉を鍛えるトレーニングです。手の平を外に向けて両腕を横に大きく伸ばします。その状態で両方の手の平できれいな円を描くように動かします。前向きにある程度回したら後ろ向きにも回します。だんだん肩の周りが温まるくらいまで行いましょう。


トレーナープロフィール

塚原謙太郎 1974年生まれ、東京都出身。東北福祉大〜日本生命と硬式野球を続け、社会人でも5年間プレーを続けたのち、トレーニングの専門学校へ入学しトレーナーの道へ。現在は花咲徳栄高校、健大高崎高校など高校野球部数校のトレーニングサポートや各種セミナーの講師を務めるなど幅広い活動を行っている。


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