ただ長く練習するのではなく効率的に
私立高校である八千代松陰だが野球部員は全員が自宅から通っている。また進学にも力を入れている学校であり、練習時間も多くとれるわけではない。そんな中でなるべく選手自身が意識して取り組むようにしているように心がけているそうだ。
「ウエイトトレーニングに関しては一年を通してやっています。冬の間は少し出力を大きくするようなメニューを増やすという感じですね。トレーナーの方に月に2回、定期的に来てもらって取り組んでいます。今年のチームは体格的に少し小さい選手が多かったので、12月はあまり走らずにまずはしっかり体を大きくしてバットをしっかり振ろうということをやっていました。1月からランニングを少し増やしましたね。体重は月に1回測定して、ウエイトの数字もまとめて張り出しています。そうすることで体重や色んな数値が話のネタになりますし、選手自身も意識するのかなと。寮生活ではないので、毎日管理したりすることまでは難しいですから、定期的にという感じですね。
平日の練習も16時くらいに始まって19時完全下校。グラウンド整備なんかを考えると2時間半できるかどうかというところです。だから効果を出すためにどうやって時間を使うかということはよく言いますし、さっきも言ってきたところです。アップも全体で時間をかけてやるということはなくて、その日の練習に合わせて各自でやって、すぐに練習スタートという感じです。でも今は野球界全体として、ただ長く練習するというよりも、効率的にやろうという流れにはなってきていますよね」(取材・文/写真:西尾典文)
*後編では具体的な練習内容についてレポートします。
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