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【検見川】選手座談会「普段は隙を見せない先生が...(笑)」

2019.7.12

検見川高校の取材の最後は恒例の選手座談会! ちょっと緊張気味でしたが、キャプテン小山君、大島君、北川君が日頃は言えない(?)ホンネを話してくれました。普段は隙を見せない監督さんが珍しく選手たちに見せた「隙」とは!?


写真左から

小見山 颯生(こみやま さつき)
3年 主将 捕手 180cm 80kg右投左打

大島 侑(おおしま ゆう)
3年 内野手兼外野手 170cm 62kg右投右打

北川 将(きたがわ しょう)
3年 捕手兼内野手兼外野手 170cm 70kg 右投右打

YOUはどうして検見川に?

――まず検見川高校を選んだ理由を教えてください。
大島「自分はまず勉強で選びました。自分の学力で狙えるところが検見川で、公立高校だったら野球をやろうと思っていたので野球部に入りました」

小見山「自分は中学校の時に私立からも声をかけていただいて5校くらい練習を見ました。検見川は最後だったんですけど、練習の雰囲気や酒井先生のお話も他の学校とは少し違うなと思って、ここでやりたいと思って決めました」

北川「自分はまず公立高校を考えていて、家からも比較的近くて、勉強も野球もしっかりできると思って検見川に決めました」

――高校に入って野球で苦労したこととか、壁にぶつかったこととかはありますか?
小見山「自分だけじゃなくて全員そうだと思うんですけど、酒井先生の野球が細かくて、サイン一つ覚えるのにも大変でした。」

大島「自分は内野手で入ったんですけど、最初はやっぱり軟式から硬式に変わって、バウンドが全然違うのでそれが大変でした。あとバッティングも最初はなかなか打球が飛ばなかったです」

-一緒にプレーしたり、対戦して凄いと思った選手とかはいますか?
小見山「入部した時の2学年上の投手の先輩はみんな凄いと思いました。特に変化球、スライダーなんかは最初は全然上手く捕れなくてびっくりしました」

大島「同じ学年では小見山です。下級生の頃から試合に出て先輩をリードして、守備位置なんかも指示を出していて、そういうところが凄いなと思いました」

――小見山くんはやっぱり同級生の中では一番かなと思った?
小見山「いや、そんなことはないです(笑)」

――他の学校の選手ではどうですか?
小見山「去年の夏やった木更津総合の篠木くんですかね。自分より学年が下の1年生なのに堂々と投げていて、自分は右の太ももにデッドボールだったんですけど、今までなかったような痛みでずっと残りました」

北川「自分も一つ学年下の選手なんですけど、毎年練習試合をやらせていただいている花咲徳栄で1年生から出ている井上くんです。打球の飛距離やパワーが自分たちとは全然違うなと思いました」

休みの日は乃木坂46を歌う!

――普段の練習のスケジュールはどんな感じですか?
小見山「朝は各自が自主練習という形でやっています。放課後は15時50分から全体練習で、20時20分までに下校です。休みは週に大体1日あって、授業が7限まである火曜日か水曜日が休みになることが多いです」

――この練習がしんどいみたいなのはありますか?
大島「インターバル走ですね」

小見山「50メートルと100メートルの二つがあるんですけど、4人一組で2人ずつに分かれて向かい合って、まず1人が走って相手の方についたら次の1人が走ってというのを交互に大体10本とかやります。タイムが設定されていて、それをオーバーしたらもう1回というのがきついです」

――逆にこの練習は好きみたいなのはありますか?
大島「普段はバックネットに向かって打っているんですけど、大会前で他の部活がいない時にグラウンドに向かって打てるのはやっぱり嬉しいです」

――休みの時はどんなことをして過ごしていますか?
大島「みんなでカラオケに行ったりラーメン食べに行ったりすることが多いです」

――どんな曲を歌ったりする?
大島「乃木坂46ですかね」

――乃木坂を歌うの?
小見山「何人かでですけど歌いますね」

――他に部内で流行っていたりすることはある?
小見山「スマホのアプリでウイニングイレブンをやっている選手が多いです。ゲームは野球よりサッカーの方が人気です」

木更津総合とやりたい!

――野球の話に戻りますが、今のチームの強みはどんなところですか?
小見山「秋も春もふがいない結果で、何が足りなくて何ができているかを春が終わった後に特に自分たちで話しました。強みとしては投手陣の数が多くて守りはしっかりしてきていると思います。その守備からリズムを作って、上手く攻撃に繋げるということができるようにということを意識しています」

――ちなみに夏の抽選はキャプテンが引いたと思うんだけど、引いた時はどうでしたか?
小見山「最初にシード校が決まっていて、自分が引いた時に近くに木更津総合があるのが見えたので、『あっ!』とは思いましたけど、いきなりではなかったので悪くはないかなと」

――結果を待っていた二人はどうでしたか?
大島「最初の3回戦までは公立校が相手で、その後に木更津総合なので、まずはそこまでしっかり勝ち上がってぶつかりたいなと思いました」

隙を見せない先生が見せた隙(笑)

――三人から見て監督さんはどんな人ですか?
北川「普段は話しやすい感じなんですけど、野球になると監督と選手という線引きが明確にあって、オンとオフがしっかりしていると思います」

大島「北川が言った通りオンとオフがしっかりしているのと、あとは隙が無い印象です。野球でもよく隙を見せるなとおっしゃるんですけど、酒井先生自身も隙を見せないです。ただ昨日、先生が結婚指輪を落とされてて、みんなでも探したんですけど、それは珍しく隙があったなと思いました(笑)」

――それは確かに隙があったね(笑)。小見山くんはどうですか?
小見山「自分はキャプテンという立場で先生と二人で話すことも多いんですけど、厳しい面もありながら、メンバーを選ぶ時なんかは凄く情を感じますし、そういう部分は自分も見習いたいなと思います」

――将来の夢や目標を教えてもらってもいいですか?
北川「自分は理学療法士になりたいと思っています。中学の時に自分が怪我をした時に理学療法士の方に診てもらったんですけど、怪我のことだけじゃなくてメンタル面もケアしていただいて、自分もそんな立場になれるといいなと思いました」

大島「自分は不動産の仲介人になりたいです。いつだったかテレビで見て、仲介人の人が自分の家もアレンジしたりしていて、職業が自分の生活にも生きるというのがいいなと思いました。あと自分の腕次第で稼げるというのも魅力なので、その世界で成功してお金持ちになりたいですね」

小見山「高校の保健体育の教員になって野球を教えたいです。中学校の頃から野球を教えるということには興味があったんですけど、高校に入って酒井先生から色々教わって、自分もそんな指導者になりたいと思いました」

――では最後に夏の大会への意気込みをお願いします!
北川「秋も春もふがいない結果に終わってしまったので、夏は今まで応援してくださった方のためにもしっかりした結果を残したいと思います」

大島「両親や父母会の方に応援してもらっているというのは凄く感じるので、自分もしっかり恩返しができるような結果を残したいです。あと自分の野球人生の集大成になると思うので、悔いを残さないようにやり切りたいです」

小見山「二人が言ったように保護者の方もそうですし、あと自分たちの学年はなかなか結果が出なくても長い目で見て指導してくださった酒井先生には凄く感謝しているので、それに対して結果という形でしっかりお返ししたいと思います」

大会前の大事な時期にありがとうございました!
 
(取材・写真:西尾典文)

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