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【明大中野八王子】選手インタビュー「3年生の思い出作りじゃない!代替大会は勝ちに行く!」

2020.7.21
写真左から丸尾快選手、江口陽太選手、花岡秀太選手。

副キャプテン 花岡秀太(はなおかしゅうた)捕手・丸尾快(まるおかい)外野手

--監督とキャプテンにも話を聞いたんですけど、二人は自粛期間はどんな感じで練習していましたか?

丸尾「トレーニングに関してはZOOMを活用したりしてみんなでやっていました」

--キャプテンの江口くんはピッチャーということで個人練習もしやすいと思いますが、野手の二人はまた違う難しさがありそうですけど

花岡「家が近くの子と野球のできる公園を見つけて何とかやっていました。あと家は遠いんですけど、江口のボールを受けに行ったりもしていました」

丸尾「自分も近所のグラウンドに行って、何人かで集まってノックとかも打ってもらって受けたりはしていました」

--5月に甲子園の中止が決まった時、二人は率直にどう思いましたか?

丸尾「正直、自分は心が折れて、このまま続けても意味ないなとも思ったんですけど、(中止が)決まった夜に江口と花岡と話をして、二人は気持ちが折れていなくてやり切るという気持ちでいたので、自分も前向きな気持ちになれました」

花岡「自分も正直言うと辛かったですけど、自分たちが下を向いてしまったらチーム全体も下を向いてしまうのでそこは頑張ろうと思いました。江口のボールを受けに行っていても、確実に良くなっているのが分かったので、ここで辞めたら嫌だなと。あとはこのチームで野球をやること自体が楽しくて、最後までやりたいなという気持ちが強かったです」

--監督からは3年生だけで最後の大会に出るのではなく、あくまで実力勝負で臨みたいというのも3年生が決めたと聞きました。

花岡「そうですね。最後はやっぱり勝って終わりたいので、話し合ってそう決めました。特に今の2年生は力のある選手が多いので」

丸尾「3年生だけでやって楽しく終わることも一つの方法ですけど、その楽しさって一時的なものですよね。そうじゃなくてやり切って優勝を目指すことの方が最終的に残るものが違うと自分は思いました」

--監督からは選手から色々意見を言ってくることも多いと聞きましたが、実際二人はどう感じていますか?

花岡「去年までより確実に多いと思います。先生との距離も近くなりましたね。今年のチームは特に先生が自分たちに任せてくれている部分が多いので、自分たちから言わないといけないなという気持ちもあります」

丸尾「こちらから言わずに悪い方向に向かっていくなら、自分から言った方がいいと思って言うようにしています」

--部員数も結構多いですけど、自分たちに任せられているからこそ意見をまとめたりするのが大変だったりしませんか?

花岡「わがままな人が多いので大変と言えば大変ですけど(笑)。ただみんな抱え込まずにしっかりと言いたいことは言うチームなので、そういう意味ではやりにくいことはないです」

丸尾「帰りのバスの中でもよく話し合うんですけど、そこでもみんなから色々意見が出て、それは良い方向に働いていると思います」

--それは最初からそうでしたか? それとも訓練したりしてそうなりましたか?

丸尾「入部した時から先輩にもちゃんと自分の意見は言えるようにしろと言われていたので、そういうこともあって話すことには抵抗がなくなったというのはあると思います」

花岡「今年の代はそれが一段とできるようになりました。先生もやることに根拠を持て、とよく言ってくださるので常に考えて根拠を話せるようにと思って取り組めています」

--少し気が早いですが、高校卒業後のことは考えていますか?

花岡「自分は東京六大学野球で野球をやりたいという気持ちもあってこの学校を選んだので、大学でも続けるつもりです」

丸尾「自分は小学校の時に明治大学の野球教室に行って、それがきっかけで中学から受験してここに入りました。中学時代の野球はシニアでやっていましたけど。だから大学でも明治でやりたいという気持ちがあります」

三人とも練習の合間にありがとうございました! 大学でもぜひ頑張ってください。
(取材:西尾典文/写真:編集部)


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