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【野球女子ワイワイ座談会】こんな球児クンに憧れます♪(盛岡大附|岩手県)

2019.3.28

昨年、創部初の甲子園春夏8強入りを果たすなど全国の強豪校になりつつある通称「モリフ」。チーム唯一の女子マネ・中屋敷さんが2人の男子マネージャーに負けない気づきと、働きぶりで77人の大所帯チームをお母さんのような目線で支えています!


マネージャーになったきっかけは?

中屋敷 家族が高校野球のファンで、中3のときに家族旅行で甲子園に行ったことがきっかけです。そのときにモリフの試合を見て、モリフでマネージャーがやりたいと思いました。

――どんな所に惹かれたのですか?
中屋敷 鳴門高戦(2016年夏)を観戦したのですが、チームが一つにまとまっている感じが伝わってきました! 甲子園でベスト16になって、とても強かったです。甲子園から帰ってきて、すぐに高校に行って、野球部に入りたいという気持ちを伝えました(笑)。

――積極的ですね!
中屋敷 父がモリフのハンドボール部出身で、関口清治監督と同じクラスだったこともあり、思わず行動してしまいました(笑)。モリフは女子マネを取らない方針で、当時2年生の坂上日菜乃さんという方が13年ぶりにマネージャーになったと聞いていたので「(女子マネに)なれないかもしれない」と少し弱気になっていました。監督からの返事もすぐにはいただけなかったので……。

――熱意が通じたんですね。
中屋敷 1年目は何もわからず日菜乃さんに教えてもらうことばかりでした。仕事内容は来客対応がメインなので、挨拶はもちろん、お茶出しや食器洗いなどが多かったです。次第に選手のドリンクづくりや、ケガの応急処置、試合のアナウンスなども覚えていきました。



アナウンスの発声を自分流にアレンジ!

――失敗談はありますか?
中屋敷 アナウンスです(笑)。私は声が低いのですが、日菜乃さんのように高い声を出したくて真似していたら、声が枯れてしまいました(笑)。それからは、自分に合った発声方法を心がけて、周りの人の良い所を参考にしながらオリジナルのアナウンスをするようにアレンジしていきました。

――想像と違うこともあったでしょう?
中屋敷 そうですね! 漫画に出てくる女子マネとは違って、厳しいことも多いなと思いました。でもすごくやりがいがあって、楽しいです!



――男子マネージャーから見て、中屋敷さんはどうですか?(写真左1年千葉瑞起くん、右2年足野友祐くん)
千葉 親しみやすくて、とても優しいマネージャーです!
足野 自分たちが気づかない所にも目配り、気配りができて、そこがさすが女性だなと思います。

――では最後に、センバツに向けてエールをお願いします!
中屋敷 夢の甲子園に出られるので、自分の力を出し切って、悔いのないよう頑張って下さい!
(取材・文・写真=樫本ゆき)

今回取材した盛岡大学附属高校は……

●部長/松崎克哉
●監督/関口清治
●部員数/2年生40人、1年生39人
●最近の戦績/2018年秋・東北大会準優勝
2018年夏・岩手県大会準優勝、2018年春・岩手県大会2回戦(ベスト16)

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