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【八戸学院光星】昔も今もハンデはない!準備と対策でセンバツ優勝を狙う

2019.2.28

U-18コーチを務めた3度とも翌春にセンバツ出場



センバツ出場する今年は、3月の解禁日から甲子園モードに切り替わる。「雪のない福島や北関東に行って土の上の感触を取り戻して行きます。最終調整はセンバツ前に関西のチームとの練習試合。ここで細かい課題を見つけ、修正してから本番。試合前のデータ分析もしっかり行います」。

仲井監督は10度の春夏甲子園出場で一度も初戦敗退をしていない。これまで3度U-18(高校日本代表)のコーチを務めているが、3度とも秋の公式戦に出遅れることなくセンバツ出場を果たしている。このあたりの「準備力」も優秀だ。「行き当たりばったりはだめ。計画的な準備が勝負を決める」が口癖だ。



甲子園常連校となり、甲子園の1、2回戦で勝って喜んでもらえるチームでなくなっている。それだけに「決勝まではまぐれでも行けますが、優勝するのは運だけではできない。今はまだ優勝するための本物の力が足りない。漠然ではなく本気の練習をしなければいけないと思っています」。眼光鋭く、つぶやいた。

「スライドボード」を使っての股関節強化



光星の冬練習はレギュラーと控えを分けず、部員全員が同じ練習を行う。チームの一体感が強まり、モチベーション維持につながっている。
この日は練習の最後に、昨秋から導入した「スライドボード」を使っての股関節強化が行われた。選手全員が専用のシューズカバーを履いて、ボードの上で左右にスピードスケートの動きをする。悲鳴に近い奇声や笑いが起こり和やかなムードに包まれた。
仲井監督が通販のアマゾンで取り寄せたそうだが、適度に流行を取り入れて飽きさせない点も仲井監督らしいアイディアだ。室内の外では、雪かきに汗を流す選手の姿が。雪のない土地から来た選手は初めての作業に「入学したころは寒さと雪にビックリしたけどもう慣れました」と笑顔だった。(取材:樫本ゆき/写真:松橋隆樹)

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