カラダづくり

【羽黒】冬に蓄えて春夏で開花!雪に対応して甲子園出場

2018.10.29

2005年の選抜では県勢初のベスト4に進出した羽黒。しかしその後は県内でも勝ちきれない時期が続いた。そんな中6年前に就任した小泉泰典監督のもと、食事、生活を見直して体力面を強化。この夏は劇的な勝ち方で見事甲子園出場を勝ち取った。壁を乗り越え100回大会の切符を掴んだ改革とは。


選手とともに暮らし生活面の改善から着手


野球部・監督 小泉泰典 (こいずみ やすのり)
1984年生まれ。神奈川県出身。慶應高校、慶應大学では投手としてプレー。慶應大学大学院卒業後2010年4月に羽黒に赴任、2012年8月から監督。社会科教諭。
2003年夏に甲子園初出場を果たし、2005年の選抜ではベスト4に進出している羽黒。しかしそれ以降は惜しいところまで勝ち進むものの、日大山形、東海大山形、鶴岡東、山形中央など県内の強豪チームの前にあと一歩が届かないという年が続いていた。そんな状況のチームに2010年からコーチとして着任したのが現在の小泉泰典監督だ。神奈川県出身で慶應高校、慶應大学で投手としてプレーし、その後は慶應大の大学院で運動学習を研究した経歴を持つ。その小泉監督が2012年8月に監督に就任した時にまず手をつけたのが食事の改善だった。

「コーチとして赴任して最初の2年間は寮で選手と一緒に生活していました。普段の様子や練習を見ていても熱心に取り組みますし、能力が低いわけではないのですが知識が少ないと感じることが多かったです。一生懸命やっているのに結果が出ないのはもったいないなと思いましたね。それまでも量は食べなさいとは言っていましたが、具体的ではなかった。それでたまたま大学の後輩が栄養指導を行っている会社に勤めているのを知って、そこから全員でしっかり学びながら取り組もうということになりました」。


寮生活をしている選手の昼食は学校の食堂で提供されている。他の部活も同じ食堂を利用しているが、野球部用に用意されており、ごはんの量も担当の選手がチェックしている。

監督が変わり、新しいものを取り入れる。そういった取り組みに対して選手や保護者から反発するという例も聞くが、羽黒の場合はタイミングも良かったことで、上手く取り入れられたという。「監督になった直後の秋の県大会で準決勝、3位決定戦と連敗して東北大会を逃して、チーム全体にもかなり悔しいという雰囲気があったんですね。そういうタイミングだからこそ何かを変えないと、という意識が働いて、選手も保護者の方もすんなりと取り入れられたようです」。


昼食の様子。この日のメニューは人気のある鶏の唐揚げと豚肉の生姜焼きということもあって、箸がどんどん進む選手も多かった。

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