選手

【注目選手2018春】反骨心を秘めたエース|柿木蓮(大阪桐蔭)

2018.1.31

写真|強豪大阪桐蔭のエース柿木蓮

柿木蓮(大阪桐蔭)投手

編集部注目POINT
全身を使った伸びやかなフォームが特長で、腕の振りは絶品だ。2年春からベンチ入りをし、夏には2番手投手として活躍した。昨秋の近畿大会では2試合16回を無失点に抑え、チームを見事優勝に導いた快速球投手だ。

負けたくない強い気持ちでブルペンから打者を意識

――まず、大阪桐蔭に入部したときの印象を教えてください。

先輩たちのシートノックを見て圧倒された記憶があります。

――ベンチに入ったのは2年生のセンバツからでしたね。

それまでメンバーから外れた悔しさはありました。同じ学年の横川が1年秋からメンバーに入っていたので、負けたくないと思いましたね。

――メンバー外からセンバツのメンバーに入り、今ではエースです。

先輩エースの徳山さんも同じ境遇と聞いていたので、自分も絶対エースになるんだと思って練習していました。

――技術的に意識していることはありますか?

やっぱり一番自信のあるストレートを常に考えています。打者が分かっていても打てないストレートをブルペンから意識して投げています。

――今までずっと続けている練習はありますか?

腹筋ですかね。腹筋が弱くなるとボールが浮いてくる気がします。

――大阪桐蔭はなぜ、こんなにも強いと思いますか?

競争があるからだと思います。橋本コーチが「うちは秋と春のメンバーが変わらなかったことはない」と言っていました。気を抜くと立場を奪われる厳しさがあります。

――厳しさもあれば、チャンスもあると。

チャンスは回ってくるので、それを選手が掴めるかどうかです。今は背番号1番を付けさせてもらって追われる立場ですが、もっと強い気持ちを持たないといけないと思います。

――将来の目標を教えてください。

高校を卒業してすぐプロに行きたいです。だからこそ、この1年が勝負だと思っています。

Profile

柿木 蓮(Ren Kakigi)
佐賀県出身。181cm/85kg。右投右打。多久北部少年野球団で野球を始め、佐賀東松ボーイズでは世界大会に出場。最速148 km/h。握力75kg。血液型A型。憧れの選手は則本昂大(楽天)。

「注目選手2018春」関連記事



PICK UP!

新着情報