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【注目選手2018春】クレバーな大型サウスポー|横川凱(大阪桐蔭)

2018.2.2

写真|大阪桐蔭のサウスポー、横川凱投手

横川凱(大阪桐蔭)投手

編集部注目POINT
1年秋からベンチ入りをし、素材の良さが評判の投手である。身長を生かした角度のあるボールを投げ込めることが持ち味だ。昨秋の近畿大会では準々決勝の近大附戦で好投した。研究熱心な姿勢も素晴らしく、さらなる飛躍が期待される左腕だ。

毎日自分を見つめ直し考えながら練習する

――中学生のときと、今を比べると自分自身どこに変化を感じますか?
中学時代は自分が一番で、引っ張っていく存在でした。しかし、ここには自分より上手い選手たちばかり。だから、その中でどうアピールし、ライバルを抜いていこうという考えになりましたね。

――横川投手のように背の高い選手には、どうしてもコントロール難の傾向があります。その点はどう考えていますか?
昨秋からコントロールを意識し、ランナーがいなくてもセットポジションにしてまとまりを意識しました。でも、現段階でまとまってしまってはこの先にプラスにならないと感じ、今はボールの圧で勝負しようと思っています。

――常に考えながら練習に取り組んでいるのでしょうか?
高校生になり自分で考えることの大切さを感じました。マウンドに上がるには競争に勝たなければいけませんから。

――どんな練習を主にしていますか?
今は上体だけで投げずしっかり下半身を使ったフォームを作っています。あと、僕は野球ノート以外にピッチングノートを書いているので、どういう意識でボールを投げたか、自分の癖や悪い箇所などを毎日記録しています。

――ピッチングノートは大切ですか?
ピッチング練習では昨日できたことが、次の日になったら忘れてしまうことが多くあります。それを続けてしまうと同じことの繰り返しになってしまいます。意識してできたことを、無意識でできるようになれば必ずレベルが上がるので、毎日のチェックは必要ですね。

――ノートも含め、自分で考えることが飛躍に繋がりますね。
伸びるか落ちるかは自分次第だと思います。僕はこれからも考えて野球を続けていきたいですね。

Profile

横川凱(Kai Yokokawa)
滋賀県出身。190cm/85kg。左投左打。小学3年生のときにJBC山東で野球を始める。湖北ボーイズ時代にはNOMOジャパン選出。最速144km/h。憧れの選手は野茂英雄、クレイトン・カーショウ(ドジャース)。

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