「Mac's Trainer Room」代表の高島誠さんに聞く高校生投手のスピードアップ、パフォーマンスアップのポイント。今回は実践編として数多くあるトレーニングメニューの中から比較的取り入れやすい「柔軟性のチェックとトレーニング」を紹介する。第1回目は「股割り」と「スクワット」。
「柔軟性のチェックとトレーニング」
【股割り】
投球動作では並進運動で前に行く動きが必要になるが、その際に股関節の外転と外旋を効かせて骨盤を回すことが必要となる。ストレッチというよりも投球動作につながるエクササイズとして取り組みたい。
① 地面に座って開脚した状態から両肘を地面につける
② 地面に座って開脚した状態から頭を地面につける
③ 地面に座って開脚した状態から胸を地面につける
【スクワット】
スムーズな投球動作には足首の柔軟性が必要。正しいフォームでスクワットを行い、足首の柔軟性を高める。
① 両手で棒を頭上にあげた状態でスクワットが出来る◎
② 首の後ろに棒を担いだ状態でスクワットが出来る○
③ 両手を前に突き出した状態でスクワットが出来る△
上記のうち③も出来ないのは×
高島誠(たかしま・まこと) Mac's Trainer Room代表。
広島商業高校、四国医療専門学校を経て2001年からオリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)、2005年からワシントン・ナショナルズでインターンシップトレーナーを務め、その後正式採用、2008年に野球肩肘専門のMac's Trainer Roomを開業し、野球の障害を中心に日本での活動を開始。現在はNPBトップ選手だけでなく、小中高生や大学生、社会人まで幅広くアスリートのサポートを行っている。
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