「最後の夏」に最高の試合を

目標にしていた甲子園への挑戦は叶わなかった。それでも林主将は「代替大会開催があるのは楽しみです。チームとしてみんなと一戦一戦大事にしたい」と意気込みを語った。蘇 翊(スーイー)は「日本人の指導者の方に色々とお世話になったので、最後まで諦めない姿をみせたい」と感謝を述べた。日本が大好きだという劉 郡廷(リュウ・チェンウェイ)は「悔いの残らない試合にしたいです」と気持ちは前を向いている。

共生高校 の部員は、台湾人留学生5人を含む3年生16人のみ。1・2年生はいない。実は学校経営の事情で、 この夏をもって野球部は休部することが決まっている。卒業後、台湾の選手は大学に進学しプロ野球を目指す選手もいる。野球部は休部するが、野球を続ける選手が共生の想いをつなげていく。
それぞれの夢にむけて自信をつけるための大会が、明日開幕する。(取材・文・写真/永野裕香)
関連記事
-
【仙台商業】下は向かない。打倒私学に「燃える」夏2020.7.13
学校・チーム -
【大冠】休校中も続けた「1日最低1000スイング」で大阪をとる!2020.7.6
学校・チーム -
【西尾東】一人も辞めなかった3年生、最後の大会も全員で!2020.6.30
学校・チーム -
【敦賀】センバツ落選から立ち上がり、「夢」観客試合で思い出を作る2020.6.22
学校・チーム -
【玉野光南】「声」の大切さを再確認、代替大会でNo1を目指す2020.6.16
学校・チーム -
【唐津工業】「がばい旋風」で球史に名を残した副島監督、代替大会で「1勝」目指す2020.6.5
学校・チーム -
【聖光学院】野球を愛しているから目指す「心のなかの甲子園」2020.5.26
学校・チーム
- 1
- 2